どうやら街の雰囲気は、「全部、何でもかんでもOK!」な雰囲気満載である。それでも外出自粛にご留意下さい、ッたって、なぁにいってんだよ、宣言解除だっていってんじゃねぇかよ!と反駁を食らってもしょうがない。
この雰囲気はなにやってもオッケだぜぇぇ!の雰囲気だよ。この政府は本当にバカの集まりで、これじゃこれからまた爆発的に感染していったとしてもおかしくない。そうならなかったとしたら、そりゃ、多分東洋人のDNAにラッキーなところがあるってことだろう。
安倍晋三の会見があった。いつもと同じ美辞麗句の羅列で、一体何を云いたいのか良くわからない。彼にかかると日本は世界に冠たる国家で、なんでも素晴らしいらしい。今正にこの国が転げ落ちていこうとしていることを国民が悟ることなく、その間においしいところは美味しくいただかんとするかの如くである。
どうも世の中ここまでCOVID-19を日本は抑え込んだから、これからは経済(要するに金儲け)に注力だ、といっているように思えるんだけれど、なんたら宣言が解除されるに当たっての根拠はここ一週間の人口10万人あたりの感染者数が0.5を切ったからだと説明されているようだ。しかし、感染者の治療に当たっての対症薬が確立されたとか、ワクチンの開発が終わって、充分な数量が確保されたというような、なんたら宣言前と画期的に変わった状況が生まれているのかといったら、全くそんなことはない。
だから、いつ感染の波が大きくなっても不思議はない。だったら宣言解除もへったくれもないような気がする。問題は大企業以外の事業体、事業主がどうやったら喰って行かれるか、ということだ。興業をうつことは、端から無理なんだから、とにかくそうした事業に絡んでいる人たちの生活保障だけは国がするしかないし、そうしないと日本はこれまで培ってきた全てを此処でチャラにすることになってしまう。とにかく波が過ぎ去るまでそうして力を温存しておいて、いざ波が過ぎ去り、対処手段が確立されたら、立派に活動して貰えば良い。
そのためには、大企業も、国も蓄えを吐き出すしかない。そんな覚悟もないのであれば、文化が果てても致し方がなかろう。そんな程度の国だ、ということだ。
今夜の会見で安倍晋三はPCR検査のセンターを100カ所どうたらこうたらいっていたけれど、できているというわけではなかったように聞いた。まだ、完了していないらしい。もうずっと前からこんなことをいっている。ところで、都の発表データーを見ると、検査そのものの受験者数が100にも達していない。これは本当に検査を必要とする人がそれしかいないのか、あるいは、これすらメイキングされた数字なのか。信頼できる数字というのはあるんだろうか。