ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

つまん内閣

麻生太郎財務相は28日の閣議後の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた小中高校などの臨時休校を巡り、共働き家庭などで生じる学童保育などの費用負担について質問した記者に対して、「つまんないこと」と発言した。
 記者は「出費について政府が臨時の支出をすることも具体的に考えているか」などと質問。麻生氏は「(休校などの)要請をして費用がかかる場合は、政府が払うのは当然のことなんじゃないですか」と回答した。麻生氏は次の質問を待つ間、記者に「つまんないこと聞くねえ」とつぶやいた。記者は「国民の関心事ですよ」と返したが、麻生氏は「上から(上司から)言われて聞いているの? 可哀そうにねえ」と述べた。(毎日新聞2020年2月28日 11時56分(最終更新 2月28日 12時29分))

 過日安倍晋三辻元清美に「つまんない質問だよ!」と与太を飛ばした。
 ここに安倍晋三内閣を「つまん内閣」と命名す。二人ともバカである。

 私はここでこの記者が麻生太郎にした質問はまったくつまらないとは思わない。なぜなら、学校を休校にしろといい放つのは簡単だが、それによって波及する様々な困難を、先を見て想像し、それに処する手立てを必死に考え対策しなくてはならないからだ。彼らは真剣にそれを検討しているのか。PCR検査についても彼らは必死に考えているとはとても思えない状態だ。行き当たりばったりで、その場の思いつきでやっているとしか思えない。
 官僚もなにも考えずにそれに唯々諾々と遵っているだけなのか。
私は彼らは自らで考えて、自ら進言するという官僚として期待されている行動のモチベーションを失ってしまっているのではないか、という気がしてしょうがない。様々な民間の、いわゆる「なんとか天皇」と呼ばれた独裁経営者に率いられた企業が最後はとんでもない動きで墜落していったことを見ている。例えば某化粧品メーカーの「某天皇」は彼を批判した書籍が公刊された時、その本を書店を巡って買い占めさせたといっていた。そんなことをするのは上場された企業としては常軌を逸していると役員が諫めることができずにイエスエスと実行した。
 森友、加計学園事件以来、官僚は全て、独裁「裸の王様」政権の後追いに終始してきた。それを見ていたら、自らなにかをクリエイトしてこの国を動かしていこうという気には誰もなり得ないといえないだろうか。どうせウロウロすることになるのであれば、自ら仕掛けるほど馬鹿馬鹿しいことはない。その代わりに「裸の王様」の役に立つとすれば、偉くなることができるというのが目の前で演じられるのだ。
 学校休校の先に、「つまんない内閣」が考えていることはない。この先は「墜落」へ繋がる。希望が見えないことが今この国の政治に大きな陰となって拡がる。天気は良いのになぁ。