ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

そもそも

 辞めます、ということになってから、テレビでも、ネット上でも、労いの言葉をかけるのが人情だろう、みたいなことを云う奴がいたりして、お笑いも良いところなんだけれど、「彼」の政策はことごとく失敗だったじゃないか、という指摘はかなり多く、そしてそのほとんどがあたっているんだろう。
 しかし、私が思うには、奴は端から成功する政策を実施するつもりなんてなかったんだろうと思うんだよね。実は奴は、金儲けのための連中にどんどん国庫から吐き出して、そこから戻ってくる金を懐にがっぽがっぽと入れているんだろう。広告代理店を抱えて、どうやって金を環流させるか、という点をテーマに動かしてきたんだと思う。あれだけ外国に出かけてばらまいてきたのも、最後に環流するものがあったからだし、政策が国を動かす、という点で巧く行くかどうかではなくて、政策がどこへ金が流れるかであったために、あたかも失敗のように見えるのだ。驚くほどの予算をかけて某国のメーカーを潤すために戦闘機をあっという間に買うことになる、なんて国を動かす政策として考えたら、明らかに大失敗だろう。将来的にあれだけの数の戦闘機が役に立つときが来るのか、といったら、社会主義を標榜する独裁国家が攻め込んでくるときくらいしか思い当たらないが、それは可能性としてゼロではないにしろ、「彼」が生きている間に起きるとはとても思えない。「彼」が生きている間に意味があるとしたら、その購入政策から環流するある金額の流れだろう。

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 日本のマスコミは今、生きるか死ぬかの瀬戸際にいる。何しろ金の流れの入り口をしっかりと握られてしまっている。そのからくりを暴くわけにはいかない。そんなことをしたら、収入の半分を失う。その流れに棹を差して生き残ろうとしているマスコミは、辛うじて心ある購読者の購読料で成り立っているから、入ってくる広告収入なんて本当にたかが知れていて、掲載される広告はかつてに比べたらとても新聞で宣伝できるような種類のものではない。そんなテレビの時間もあって、えっ!深夜でもないのに、こんなコマーシャルが流れるのか!?と驚く。地方の深夜枠のスポンサーのようだ。ちなみに、テレビのコマーシャルに、社長が自分で登場してくるものは概ね胡散臭い。
 そんなマスコミはちょっと脅かして、鼻薬を嗅がされたら、途端にいうことを聞いてしまう。野党だといいながら与党の一番先端のいやらしさを担当している関西を地元にするグループがいるけれど、彼等をタレントとして、関西の芸能プロダクションが「彼」のお先棒を提灯をぶら下げながら担いでいる。関東のモーニングショーやアフタヌーンショーをやっぱりお先棒を担いで解説して廻っている輩が見え見えな発言をしても、平気でいられるのはもちろんだが、ほとほと残念なのは、月末に夜を徹して大議論を戦わして面白かった番組も、今やすっかり乗っ取られてしまい、ほぼ耄碌してきた司会者はそのお先棒として、訳のわからん女性タレントを重用して晩節を汚している。その女性タレントは国際政治学者と称するも、その発言は「彼」のためのものでしかない。

 巧いこと仕組んできたんだけれど、もう潮時だったのだろう。一体全体どれほどの金が、どこへ最終的に流れたのか。ひょっとすると某国の大統領選挙運動にも流れているかも知れない。