今週のNFL 木曜夜ゲームはTampa Bay Buccaneers 対 Chicago Bearsだった。タンパはもちろんQBがかのTom Bradyである。Bearsはもうなんシーズンもそのゲームを見たことがない。ほとんど興味がない。ところがQuarter Backは誰なんだろうとみると、9番のFolesと背中に書いた選手だった。Foles？聞いたことがあるぞ！調べてみると、そうだよ、あのPhiladelphia Eaglesにいた、あのFolesだった。昨シーズンはJacksonville Jaguarsにいて、4ゲームにプレイした実績が残っている。彼がもっとも活躍したのは2013年のEaglesで、10勝6敗で地区優勝したが、そこまでだった。そして翌年は鎖骨を骨折。2015年に当時St. LouisにいたRamsへ移籍。11ゲームに出場し、そこそこの成績だったけれど、翌年はチームはジャレッド・ゴフを指名。こじれて、フリー・エージェントとなり、KC Chiefsと契約するも、出場機会はわずか3ゲーム。2017年、Eaglesに復帰して、カーソン・ウェンツのバックアップとなる。14週のロサンゼルス・ラムズ戦で左膝前十字靭帯の断裂により途中退場したウェンツの穴を埋めただけではなくて、Super Bowlにまで進出して、Tom BradyのNE Patriotsに勝って、なんとM.V.P.を獲得したのだ！
2018年にはまたウェンツのバックアップとなるも、残り3試合でまたまたウェンツが負傷。残りを勝って、Div Play Offに進出するもSaintsに敗れる。2019年には前年地区最下位に沈んでいたJacksonvilles Jaguardsと4年8,800万ドル（約98億円）の契約を得たというのに、初戦ですでに鎖骨を骨折。今年の3月18日付けでChicago Bearsにトレードされていた。
つまり、昨日の試合は、2017年のスーパー・ボウルのQB対決だったのだ。試合の結果はTampa Bay Buccaneers 19 - 20 Chicago BearsでFolesがBradyにわずか1点差ではあるけれど、ここでも勝ったことになる。それまで19 - 17で負けていたBearsが残り1分少々を残してFGを決めて、ひっくり返したのだ。しかし、それでも時間は1分以上残っていた。多分、BuccaneersのサイドラインはBradyならものの見事にひっくり返すと思っていただろう。パスをサイドラインぎりぎりに投げて時間を止めて前進。Bearsも良くパス・ディフェンスを頑張って最後は30数秒を残して、4th down残り5ydsだった。それをBradyはなんということもなくパスを投げて、失敗。なんという策もなくBearsに残り時間の攻撃権を献上した。すると、なんとBradyはレフェリーに4本の指を出して、次が4th downじゃないのか？と聞いたのだ。つまり、彼はダウン数を間違えていたというわけだった。あっけない幕切れにテレビのこっちは、きょとん！だった。
これでTampa Bay Buccaneersは3勝2敗。次戦は翌週のGreen Bay戦。Chicago Bearsは4勝1敗。次週はCarolina Panthers。
