ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

真珠湾

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 今日で日米開戦から79年経ちました。もうそろそろ戦争に従軍された方々はいなくなりましたね。せいぜい戦争末期に少年兵として信じられないほどの兵器に取り組まされてきた世代が残っているだけです。桜花、回天、伏龍、震洋、四式肉薄攻撃艇(マルレ)といった自爆兵器要員として訓練されながら生き残った、という人たちがようやく最期になって語ってくれる、という報告がいくつかの媒体によって取り上げられています。
 そうした番組を見てきて、思いが至るのは、なぜか、COVID-19対策なんです。後手後手に回る、対応策。挙げ句の果てに「経済を回さなくて、どうやってこの国を守るのか!」というまったく間違った根拠を元にひとりひとりの国民の命を必死に守るという姿なんぞどこにも見えてこない現実でございます。
 何度も何度もこうした全く間違った価値観が平然と、あたかもこれが政治の本道だ、とでもいうような姿をして語られています。そんなの大嘘です。なんで、それで良いとされているのかが、とても不思議で、自民党公明党・日本維新・国民民主党の連中がなぜ国を司るということが、国民ひとりひとりの命の上に成り立っていることを容易に忘れる、あるいは無視をすることができるのかがどうしても理解ができないのです。
 「旅行に行きましょう!」「外食をしましょう!」というキャンペーンが、感染症が蔓延する中で、どうして発想ができるのか、全く理解ができないのです。気がついた時には、ウィルスが蔓延して、本当に安全かどうかわからないワクチンが手に入れば大丈夫、と思っているようですが、これは放射能に汚染されたものを効率的に除染する、あるいは確固たる処分ができる技術がそのうちできるんだから、今はそれを憂いる必要はないとされてきた原発のストーリーに全く重なります。
 どんどん米軍が本土に近づいてくるけれど、なぁに彼等の攻撃なんぞ心配要らない、爆弾なんぞは手で受け、焼夷弾はハタキと箒で消すことができるし、必殺新兵器で勝利だ!といっていたことと全く同根の論理に成り立っているような気がしますよねぇ。
 79年間の間、まったく、なにも学んでいないことに呆れるのですが、それでも半分の国民が、このくるくるパー総理大臣を支持しているんだと、世論調査の数字を作る新聞を前にして、開いた口がふさがらないのですが、これは年寄りに「ほうら、早く死んじゃえよ!」というメッセージを送っているということなんだろうかと思ってしまいます。