ほぼ足りてまだ欲 その先

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移民

 もはや「先進国」といわれた国で多民族国家でないというのはほとんどないだろう。英国、ドイツ、フランス、ベルギー、スイス、北欧各国、米国、カナダ、豪州、NZといった国は一体全体誰がこの国の中心にいるのか、どんどんわからなくなっていくだろう。多民族化が進んでいない国であればあるほど、発達途上じゃないかと思っていいのではないかと思う。だから、良かった!、わが日本はまだまだ発達する余地があるってことじゃないのかな。何たって多民族国家とはとてもいえないもの。
 戦争直後に比べたら随分日本に暮らしている外国人の国籍が増えてほぼ全世界を網羅するくらいになっているといっても良いだろう。だけれども、その絶対数が全く少ない。どこの職場に行っても外国人が働いているという姿にはとてもとても遠いし、無意識のうちに平気で外国人が身近にはいないという前提でものを語っている。
 これではとても多民族国家とはいいがたい。その方が良いというのであれば、それでいいから鎖国するしきゃない。そうでないのならば、覚悟をできるだけ早くする方が良い。
 ところがその「覚悟」がまるっきりヘタックソなのがこの国なのだ。高齢化社会がこの国には他国に先駆けてあっという間にくるんだと覚悟をしないと、といっていたのに、全然「覚悟」をしないから、ほらご覧、後手後手に廻って未だにろくなことになっていないじゃないか。
 「覚悟」は政府が国民に知らしめていかなくちゃ。そういう点ではこれまでの日本の歴代の首相というのは本当に頼りになるリーダーとしての機能を全く果たしてこなかった。
 彼らは本当に自分の儲けを確保するだけに奔走してきたのだ。ここまで来てもまだこれっぽっちも疑うことをしない「お人好し国家」と命名するしかない。