ほとんど誰もこれを指摘しないけれど、どこかで取り沙汰されているんでしょうか。日本国有鉄道が民営化されて、JR各社に分断されたわけです。これは労働組合を解散させて、経営側のやりたい放題にするためにそうした、という考えがほとんどなんだろうと思うわけですが、私は実はこれは自動車業界のために行われたインフラストラクチャーの利潤追求企業体による私物化だと思っています。どうして？こうすれば、どんどん公共交通機関としての役割をやめていっても、企業の運営に大きな支障となるといって、儲からない路線を切ることができるわけで、そうなれば、多くの人たちが車を買って自前で賄うしかなくなるということです。これで、ウフォウフォ喜んだのは当然、自動車会社でしょ？困ってしまったのは公共交通機関の利用者ですよ。でも良いの、彼等は大きな力にはならないんだから。思い切って政権与党に棹を差す人なんてほとんど出てきやしません。それでいて、自動車業界、道路建設業界、保険業界、燃料業界、みんなからウフォウフォでございますね。
困るのは利用者、儲かるのは政界、財界。わかりやすいなぁ。
