ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

早朝散歩

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 そろそろ上野不忍池の蓮の花が良いところに来ているんじゃないかと、見に行こうと思い立ったのは昨日のことだった。しかし、昨日から、もう梅雨は明けたも同然状態で、これから一気に真夏がやってくるというので、それだったら早朝に行くしかないとちょっと厄介だ。夜半過ぎに起きてしまったので、午前4時半頃に、どうしようか、何もいかなくても人生に大きな影響はないわけだし、でも行ったら行ったであとが気持ちよいだろうなぁと何度も何度も逡巡する。5時を前にして遂に決断。上はTシャツ一枚で出発する。眠りが足りていないんだから熱中症になりゃしないかと、不安。鶯谷駅近くの階段は、エレベーターで上がったら良いやと思って行くと、エレベーターは午前6時にならないと動かないと書いてある。なんだ!しょうがないからヨイショヨイショと階段を上がる。つくばエキスプレス秋葉原の駅から上がる階段には一段ごとにこれでなんkcal消費だと書いてあるそうだ。

f:id:nsw2072:20210716225538j:plain:w360:left 上のタクシーだまりを超えて、国立博物館の脇を科学博物館に向かって歩く間、向こうから来るのは若いジョギングの人ばかり。と思いきや、おば・お婆さんも走ってくる。若い人の中にはマスクをしていない人もいる。思わず顔を背ける。広場に上がると、いるわいるわ、爺さんも婆さんも元気いっぱい、体操のラジオ放送の30分も前から集まってくる。なんでもかんでも爺婆は時間の遙か前から集まってくる。もちろんいえなき人たちもあちこちのベンチに散らばっているが、なにしろ間に邪魔な仕切りがあるから、横になれない。公園の木立の中にある石の上に寝っ転がっている人を発見。なるほど、あれは石が冷たくて気持ちが良いかも知れない。手押し車をおす家なき人のあとを白黒の猫が「みゃぁ〜」と一声鳴きながらついていく。顔見知りと見える。

f:id:nsw2072:20210716225702j:plain:w360:right 広場から西郷さんに下りる坂を行くが、ここで右側を行く。そうすると10時にならないと開かない大仏への階段を通り過ぎ、韻松亭をかわした先に不忍池に降りる坂道が出てくる。これを下るとすぐが弁天堂へ通る道。もうここからピンク色の蓮の花がちらほらと開いて見える。ここから池の周りをぐるりとテラスまで行くと、いるわいるわ!やたらと長いレンズをつけた高そうなカメラを抱えたり、一脚を抱えていたり、椅子をひろげたり、たくさんのカメラマンやカメラウーマンがたかっている。


f:id:nsw2072:20210716225806j:plain:w360:left ふと見ると、野外音楽堂の入り口付近に50-60人ほどのオジサンばかりが集まって、奇妙な体操をしている。そのうちに四列縦隊に整列し、20人くらいずつ分列行進をしていく。なんだ、あれは?私の推察は地方から出張してきた五輪警備の警察で、近所のあの右翼ばばあの安ホテルに滞在しているのではないかと。多分警察には特別料金が適用されていたりしてね。それにしても、なにを警備するんだろう。

f:id:nsw2072:20210716225910j:plain:w360:right 都バスはほとんどが午前6時半を期してダイヤが始まるらしい。家へ帰るにはぴったりだけれど、一時間に1-2本しかない路線もこの時間に出てしまい、仕方がないから、もう少し頻繁に(といっても一時間に4-5本)のバス停まで歩く。10分ほど待ってやってきたバスに乗ると、冷房で風邪を引きそうなくらい寒い。羽織るものを持ってこなかったことを後悔する。
 家につくなりシャワーを浴びて、寝た。