ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

名前変更

 MLBのClevelandのチームといえば、日本人選手も何人か在籍したことがある。有名どころでは今年から阪神から古巣の中日に戻った福留孝介だろう。かれは2008年からシカゴ・カブスでプレイをし、2011年の途中からこのチームへ移った。ただ、翌年にはもうシカゴ・ホワイトソックスへ移動。わずか半年の在籍。あんまり知られていないところでは、多田野数人がいる。2003-2005年の三年間、ほぼマイナー暮らしだったけれど、メジャーでの登板はわずか15試合ほど。それでもヤンキースのA・ロッドに話題の超スローボールを投げて一躍名前を挙げた。
f:id:nsw2072:20210725014224j:plain:w240:left このチームはCleveland Indiansとして、使ってきたロゴは漫画キャラクターだった「ワフー酋長(Chief Wahoo)」という。なんでこう云う名前とロゴになったのか、というのは、ご承知のウィキペディアを読むとすぐさまわかるんだけれど、かつて、先住民の野球選手がいたというところから始まっているんだとされている。それがルイス・ソカレキスという選手で、なんたって遠投で180mは優に投げたといわれているというんだから驚いちゃう。このロゴ自体は1930年代にClevelandの新聞が掲載したFred George Reinertの漫画から来ているらしいが、それはこれまで使われていたロゴそのものではないようだ。

f:id:nsw2072:20210725022202j:plain:w360:right で、そのCleveland Indiansは3年ほど前に、米国のメジャースポーツ界に及んできた人権尊重の考えから、まずこのロゴを外した。で、どうしたのかといったら、それまで野球帽の前につけていたこのロゴからただの赤い「C」の字にした。それでも、チーム名はそのままIndiansだったし、ユニフォームの胸の表記も「Indians」のままだった。それを来年から「Guardians」に変更することになった。それってなんだよって話なんだけれど、球場の傍の道路に立っている交通の守護神像だというのですな。だからロゴのボールに羽が生えているんじゃないでしょうか。なんだか、アキレスの神の話みたいだよね。

 チーム名といえば、NFLのワシントンのチームはむかしは「Washington Red Skins」といっておりましたね。彼等はもう既にそれをやめて、今じゃ「Washington Football Team」なんぞと称している。2022年のシーズンからは変えるかも知れないし、そのままかも知れないと報じられている。ヘルメットのロゴもただ単に「W」である。もっともClevelandのNFLチームなんぞは「Browns」といってただ無地の茶色だ。

f:id:nsw2072:20210725022232j:plain:w360:left もうひとつ気になっているのが、AtlantaのMLBアトランタ・ブレイブスである。名前は「Braves」だから、良いとしても、ロゴにトマホークがついている。しかも、ファンは球場で、かつてのジョン・ウェインの映画に出てくる先住民の太鼓のように、打ち鳴らし、手をトマホークのように振りかざして応援するのが習慣になっている。見るからに先住民ステレオタイプ化である。このロゴからトマホークをはずそうかどうしようか議論になっているらしい。このチームの始まりは1871年にボストン・レッドストッキングスだったと書いてある。じゃ、今のボストン・レッドソックスはなんだ?