ほぼ足りてまだ欲 その先

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大学野球

 日本はなんだかんだいってもまだまだ野球天国で、野球人口の数たるや、多分米国を遙かに上回っているんじゃないかという気がする(まったくなんの根拠もなくいっている)。なんたって高校野球を見ると、高野連の加盟校4,021校、登録選手数168,898名(2015年)だってんだから驚いちゃう。全高校生の数が文科省の2014年の統計で3,324,615名。年次が違うから妥当性はないっちゃないけれど、全高校生のうち5%が高野連に登録されていることになる。高校数は6,789校だというので、4割の学校には登録してあるような野球部がない。登録されている高校には平均すると42名の選手がいることになる。
 じゃ、大学野球はどうかというと、大学野球連盟に登録されている学校は377校で、登録選手は全部で26,326名(2015年)。一校あたり平均すると70名の選手が登録されている。
 他にどんな進路があるのかといったら勿論プロ野球選手の道が頂点にある。社会人野球へ行く人が一体どれほどいるんだろうか。独立リーグで一応プロ野球という範疇で野球をやっている人たちもいる。もうひとつあるのは、高校から専門学校にいって野球をやっているという人たちがいる。これは時代によってどうも浮き沈みがあるようだから、実態としてどれほどあるのか、よくわからない。クラブチームという選択肢もある。
 この辺は全国クラブ野球大会の記録を追ってみるといろいろなことがわかって、野球マニア的には相当に面白い。
 例えばひと頃大変に話題になったクラブチームに、あのMLBで大活躍した野茂英雄が作ったNOMOベースボールクラブがある。今はそれほど強そうではないけれど、このチームが属する兵庫県には関西ベースボール学院なんていう専門学校がある。公益法人日本野球連盟JABA)傘下には企業チームが88チーム(専門学校を含む)、クラブチームが259チーム登録されている。企業チームは最盛期には237あったというから随分縮小したものだ。三分の一だ。私が子どもの頃は横浜代表の選出大会だけでも随分盛り上がっていたことを思うと、良い時代だった、というかそれぐらいしか楽しみもなかったし、企業の宣伝としても手っ取り早かったのだろう。JABAの名誉会長は元JR東日本、会長は東京ガス
 和歌山箕島球友会に至っては組織がNPOとなっていて、役員はあの箕島高校卒業生が大半を占めているけれど、選手はもうそんなことにはこだわらない様々な学校の卒業生のようだ。昨年の倶楽部野球選手権では決勝で茨城のゴールデンゴールズに勝って全国優勝している。
 横浜にはクラブチームの古豪、横浜金港クラブがある。なにしろ創部は1942年でその時の名前は横浜蚕糸倶楽部で、戦後この名前になった。巨人の投手になった藤田元司が日石カルテックスのエースで連続代表になっていた時代にこの倶楽部は良く上位を脅かしていた。だから、全国的には知られなかったけれど、横浜の野球ファンの間ではよく知られていた。今年のクラブ野球選手権の神奈川県代表で関東大会へ進出。
 それ以外といったら地元の草野球リーグで活躍するしかないだろうか。
 次はサッカーを調べてみないといけないか。