私は田中康夫が市長になったら良いのなぁと、真剣に思っていました。
彼が長野県知事になった時は、ま、のりとして良いかな、ぐらいだったのですが、彼が次から次に繰り出す、驚くべき斬新な知事としての行動でビックリしてしまいました。
ビックリしたのは私だけでなく、長野県民もそうだったみたいで、長野五輪の不正帳簿が彼によって暴露されたあたりから、それまでの利権グループが彼を追い落とし始めたことは、残念でした。
それでも、JRから切り離されちまったしなの鉄道を県知事自らヤッシーとなって応援していたのが忘れられない。
JRは新幹線を通して、信濃本線を横川と軽井沢の間でぶった切り、三セクに放り出した。
軽井沢の町から安中に通っていた友人の子どもたちはバスに頼らざるをえなかった。
いくらなんでも利用者不在の儲けしか考えない経営だった。
だいたい日本では出る杭は打たれるという諺なんかがあるもんだから、既成政党だとか、既製労働組合だとか、それまで官と癒着して美味しい利益を貪ってきたジェネコン様なんぞが、こういう革新的な政治家を潰そうとする。
ガラス張り知事室とか、脱ダム、脱記者クラブなんてのを実行した県知事なんて多分これまでいないだろう。
平成の大合併なんかで訳わからなくなっちまった村や町はこの国にあまたある。
田中康夫は合併反対を応援した。
今度の横浜市長選で、彼がもっと早く名乗りを上げていたらどうなっただろうか。
それを考えると、勿体なかったなぁ。
我が故郷はどうなるだろう。〔尤もそんなことをいっている暇はないのだ、緑の狸を追い払わねば。〕
グレン・キャンベルの2008年のWest HollywoodにあるTroubdourというお店でのライブ盤が先月発売になっていて、この出来がたまらなく良い。
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