ほぼ足りてまだ欲 その先

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実は

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廓ものの落語が、実はあんまり好きじゃない。
江戸文化のひとつの華だのようにいわれる廓の落語が大変に多いんですよね。
「遊女三千人といいまして」、とか枕でいうでしょ?
圓生なんかも「大変にぃ、結構なところがぁ、なくなっちまいましてぇ」なんていっている。
三枚起請だとか、お直しだとか、紺屋高尾、幾代餅、品川心中、明け烏、付き馬・・・とどまるところを知りませんね。
戦争中は不謹慎である、とかいっちゃって、田原町のお寺の噺塚に葬られたとかっていいます。
そのくせ、幹部連中は戦地にまでお妾を連れて行ったなんてバカヤロウもいるんですがね。
兵隊には、慰安婦をあてがったりしてね。
かつてはそんなん当たり前だったわけですよ。
とむらいが 浅草と聞いて 親父いき」なんて川柳が残っておりますね、と枕で良く聞きます。
落語はしくじり話が面白いから、上がっても女性が来なかったなんてのが普通にでてきますが、もうね、そういう話を聴きたくないんですよ。
なんだか、なまなましいでしょ?いやじゃないですか?
やっている方はどうなんですかねぇ。
一度噺家の人に聞いてみたい気持ちはあるんですが、「無粋な人だねぇ」なんていわれちゃうんじゃないかと思って口にも出したことはありませんねぇ。