ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

動物園

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随分久しぶりに上野動物園に行った。
予約をしないと入れない。
それも半時間ごとの区切りがあって、その間でないと入場できない。
だから、「そうだ、動物園に行こう」といっていけるわけではない。
それも、ついこの前までは土曜日の午前9時から、翌々週の予約をするというやり方だった。
動物園というのはそんなに前から、計画をしていくようなところではない、特に平日は。
緊急事態宣言とやらが解除されてから、一気にそれまでの3千人から6千人に入場制限が緩和されたそうで、取りやすくはなってきたが、これもまたいつ制限がかかるかわからない。

パンダ舎は表門から入って、すぐの昔からの場所にあるけれど、写真は禁止されている。
その代わり、西園に新しくパンダ舎ができていて、そこに一匹暮らしていて、そっちは写真は撮れる。

象の親子がいたり、変わった猿の子どもがいたりして、この辺はなかなか面白い。
平日はやっぱりゆったりと見て回れるのが良い。
もっともこっちは平日にやることがそうたくさんはない。
65歳以上は入場料は300円。

特徴的なのは、中年の女性の一人客が目立つこと、
やたらと長い望遠レンズをつけたカメラを抱えた青年たちが何人もいること。
こうしてみると、昔に比べたら平日にこういうところへ来られる人が増えたんだなぁと思う。

f:id:nsw2072:20211013204834j:plain:w360:left ハシビロコウが人気なんだけれど、平日だと、前にじっと立ち尽くしている見物人がそんなにいないので、何だか張り合いがなさそうに見える。あんなに大きな嘴を抱えていながら、脚を見るとこれが意外に細くて、便りがない。じ〜っと見ていると、向こうがこっちをじ〜〜っと見ているような気がしてくる。どっちがみられているのか。そぼ降る小雨なんぞものともしない。

f:id:nsw2072:20211013204952j:plain:w360:right 他の人がいたときはそうでもなかったのだけれど、他の人がいなくなって、私一人になった時に、ミーアキャットが突然小屋の外に出てきて、立ち上がり、ポーズを取ってくれる。これはどういうことかと考えてしまう。ひょっとしたら、手を差し伸べたら寄ってこないとも限らない気分になってしまう。

 暗い小屋の中に、暮らしている小さい動物たちのところへはいると、暗くて、しかもガラス越しなので、写真は撮りにくい。こうなると、かなり写真を撮り慣れている人でないと、巧くは撮れない。私みたいななんでもオートマ爺の出る幕じゃない。もう少し勉強して彼等を撮れるようにしたいところだ。

f:id:nsw2072:20211013205126j:plain:w360:left 帰りは弁天門にでた。その手前の蓮池の中に、本当に大きなオオタカが一羽、羽を休めている。羽が切られているんだろうか、と思ったので弁天門におられた係員の方にお伺いすると、なんでも40年ほど前に他から来たんだけれど、もう自分で飛ぶことができず、ずっとあそこで飼育員のケアを受けているのだそうだ。
 そこからそれほど遠くないところにはペリカンがいる。日本でペリカンを見るのは随分久しぶりのような気がする。豪州のあるビーチにペリカンが住んでいるところがあり、小イワシを餌にやったことがあるんだけれど、一度餌をやると、ずっとまん丸い目をしながら跡を追いかけられて往生したことを思い出した。

子どもの頃は動物園といったら、横浜野毛動物園か、東横線多摩川園でした。それは東横線でそれぞれ一本でいけたからですね。上野動物園の存在は知っていましたが、子どもの頃は入ったことはなかったはずです。では、一体初めて入ったのはいつか、といったら全く思い出せません。子どもができてから、でしょうかねぇ。まだちゃんと東園と西園の間をモノレールが動いていました。

人生を長く生きてきた、そんな一日でした。