ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

驚いた

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 選挙ももはや終盤となっている。
我が選挙区はとんでもない構成になっていて、前回からそれまでとは異なる選挙区になってしまった。
当該区から切り離されて隣の二区の選挙区に併合されてしまったのである。
なんとも乱暴な話で、それまで目にしていた候補者は全員隣の選挙区ということになってしまい、見たことのない、候補者が常連なんだそうだ。その与党議員がお粗末きわまりない議員なんだが、どうせ私は関係ないと思っていたのに、有力候補ということになっている。しかし、告示以降本人はもとより、選挙カーすら見ていない。どうせ、支持者は隣の区の有権者なんだろう。

対抗馬には立憲の候補者がいて、統一候補ということになっている。こいつが前回は維新だったというイマイチ信用ならないのだけれど、もう一人は現役維新。あとは無所属で何だかわからない、という状態。消去していったら誰も残らない、というお笑いの典型選挙区になった。

 買い物にスーパーへ行ったら、立憲の野党統一候補が店の前で演説をしている。
ビラを配っている人がいたから横を通ったら突然声をかけられる。
見たら、地元の知り合いだった。
ところが彼は腕に共産党の腕章をしていて、配っているのは「比例は共産党!」のビラだ。
驚いた。
彼とはしょっちゅう地元でバッタリ逢うんだけれど、そんな話をしたことがなかった。
「存じ上げなくて失礼しました」というと、「実はうちの親父はかつて共産党の都議だったんです」という。
またまた驚いた。
半世紀近く前にこの地元から共産党の都議が出ていたなんて、全く知らなかった。
今はここ選出の都議は定数がたったの2で、自民と都民ファーストで、二人とも世襲だ。
当時は定数5で、自民3、公明1、共産1だったそうだ。

私は期日前に投票することを常としている。
なぜかというと、期日前投票所はうちから190mだけれど、当日投票所はうちから1km離れているからだ。
油性のサインペンを持ち込んでそれで書いて投票する。
置いてある筆記用具がなんで鉛筆なのか不思議だ。
あれでは消しゴムで消すことができるじゃないか。
最高裁判事の審査は必ず全員にバツをする。
中には安倍晋三のお友達までいるし、選択制夫婦別姓にも、同性婚にも合憲判定した判事が多くを占めているからだ。

たぶん、政権与党は覆らないだろう。
自公、維新、国民民主といった、利権のためだったらなんでもやる連中にシンパシーを感じている有権者は少なくないというし、未だに投票しにいかない連中は有権者の半分を占める。
日本人は御しやすい。
「われわれはお上である!」といったもん勝ちなのは、もう相当な年数を重ねている。
諦めているのではなくて、面倒くさいのである。
はっきりいうと、怠惰なのだ。

今の若い人たちに、誠に申し訳ないけれど、これでは君たちの将来は相当暗い。