ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

今日の散歩

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ここのところ、まともに散歩していないので、ちょっと歩いただけで、すっかりくたびれてしまい、家に戻ると、また夕方寝をしてしまう。
谷中のバス停から散歩を始めたのに、ちょっといったところにある古本屋の前を素通り出来ず、また首を突っ込んでしまった。

もっと手を出したくなるような本があるんだけれど、歩き始めに重たいものを鞄に入れるのははなはだよろしくないので、これで我慢をする。
村山槐多は、一昨年の夏「室賀温泉ささらの湯」に行った時に、貼ってあったポスターで上田市立美術館(サントミューゼ)での特別展示を知った。毎年、この温泉に行っては帰りに「そば処くろつぼ」で昼飯にする。美術館はその蕎麦屋からそんなに離れていない。夭折してしまった天才であり、一度見たら忘れられない画風である。強く印象に残る。

和田誠の号は昨年の一月号である。勿体なくて、中身を読み進めることができない。(そういう本ばかりだけれど)。
もちろん和田誠が「話の特集」に大きく関与していたことは、永年の読者であったから良く知ってはいるつもりだったけれど、この中で、党の矢崎泰久はもちろんのこと、宇野亜喜良もそれを書いている。そうか、そんなにどっぷりだったのか、と今更だ。
あの月刊誌の面白さは高校生の頃の私にはちょっと先を行きすぎていたかも知れないが、かなり面白かった。最後の最後まで「話の特集」とは付き合ってきたから、思いはひとしおである。

ボンヘッファーは図書館から借りたことがあるけれど、やっぱり手元に置いておきたかったから、非常にタイムリーだった。

谷中の尾根歩きは週末のせいか人通りが多かった。連れだって歩いてくるお散歩さんは概ね、古い家の前なんかで立ち止まって写真をお撮りになるのだけれど、狭い通りなので、人の流れをせき止める。シャッターを押すのを待つんだけれど、それにも気がつかない。朝倉彫塑館の前に来たのは、ひょっとするとかなり久しぶりかも知れない。というのはこの通りは人が良く通るので、避けてきたからだろう。夕焼けだんだんの上に出ると驚くほど人がいる。ここはもう既に観光地なんだろうな。
尾久橋通りをまっすぐ行って尾竹橋通りに出て、スーパーで買い物をする。そこからそのまま歩いて帰ろうと思っていたのだけれど、途中で何だかくたびれてしまって、四つ前の停留所からバスに乗ってしまった。