もちろんバンドは昨年の1月の練習以降全くなにもしていない。
どうやらメンバー諸氏はかなり早いうちから演奏活動を開始しているらしく、ライブハウスへ行ったり、スタジオに入ったりしているようだ。
うちのバンドも再開しようじゃないか、と云う声が届いたけれど、私はもうやりたくない。
あれからまったくヴォイス・トレーニングもしていないし、カラオケでの自主練習もなにもしていない。
声帯は本当に錆び付くんだと、今回ようやくわかった。
この30年ほどの間、唄わなかった年はなかったといって良かっただろう。
それに近年は、テノールの人について月に二回のヴォイス・トレーニングもしていたわけで、衰えるなんてことは起きないのではないか、とすら思った。往年の歌手の方が70歳を過ぎて、著しく衰えた声帯のままで唄う姿を見て、可哀想だなと思ったくらいだったが、本当に自分にも同じことが起きていることを実感する。
それにまさに、COVID-19ウィルスも新型の侵入が間違いなくやってくる。今の政権だって、これまでの自公連立政権とご同様で国民の「安全・安心」なんてまったく心配してなんていない。この週末も岸田文雄は一般市民と同じようにボォ〜ッと休んでいる。今まさに水際を固めなかったら、あとはまたぞろ蔓延するんだというのに。
それに、もう今のバンドは煮詰まりすぎていて、面白くない。
壁にぶつかったままその壁を撫でているみたいなので、あんまり魅力を感じない。
自分が巧くないこともそうだけれど、それでかまわないのはイヤだなぁ。少しは上達したい。
「カラオケバンド」はやらないと宣言されてもいたしね。
歌い手は基本はカラオケバンドから出発するしかないのにね。
多分、邪魔だ、という意味なんじゃないか、と理解したしね。
つうわけで、スタジオやライブハウスに戦々恐々としていく必要もない。