ほぼ足りてまだ欲 その先

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日経新聞 春秋

ロシアはウクライナでの戦争を欲しており、プーチンは夢見る人ではなく計画し実行する人間だとの見立ては当たってしまった。
ある島で「守備隊全員が戦死」(米CNN)するなど死者の数が日々増える。映像では戦車が走る雪原も、春には花が咲くかもしれない。野の草を少女が摘み、その夫は戦場へ赴く。そんなウクライナの子守歌をもとにした米国の反戦歌「花はどこへ行った」は、こう繰り返す。「一体いつになれば、人は学ぶのだろう?」

2022/02/27 日経新聞の「春秋」がこう結んでいた。あの日経新聞がまるで日頃から「戦争反対、弱者を慮れ」キャンペーンでもやっているかの如きお為ごかしに反吐が出る思いだ。徹頭徹尾資本家の側に立って社会を、経済を、ジャーナリズムとはとても云えない、むしろ資本家の手先となってその広報機関となってきた日経新聞にいわれてただただ胡散臭い。
 そんなことをいうのであれば、ビルマの軍事政権とタッグを組んで民衆を弾圧する日本企業を追求して見ろ!といってやりたい。

日曜日の朝のフジ産経系番組に出演した安倍晋三の意見を後生大事に伝えているのも日経新聞である。

自民党安倍晋三元首相は27日のフジテレビ番組で、欧州の一部が米国の核兵器を自国管理下に置いている「核シェアリング(共有)」政策に言及した。「世界の安全がどう守られているか議論をタブー視してはいけない」と日本も是非を話し合うべきだと主張した。
北大西洋条約機構NATO)に加盟するベルギーやドイツなどが米国の核兵器を共同運用していると指摘した。「様々な選択肢を視野に入れ議論すべきだ」と述べた。(日経新聞2022年2月27日 13:30)

 どの面下げて、「いったいいつになれば、人は学ぶのだろう?」とこれ見よがしにいう資格を持つというのか。安倍晋三を批判して見ろ!核兵器禁止条約を頑なに拒否してきた安倍晋三をこうして捧げ持つ広報機関なればこそである。