ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ゆったりと

本当に昔は電車に乗り降りするにも、1秒を争うように素早いこと風のごとく、あ、いや、脱兎のごとくだったかなぁ、ぼやぼやしていると蹴散らかされてしまうので油断も隙もございませんでしたよねぇ。

そこいくってぇと今どきの皆さんはとても余裕のある時代にお暮らしですから、何事もゆったりされておられますし、それは電車やバスの乗り降りだけではなくて、通路を歩くにしたって、椅子に座るにしたって、優雅にゆったりされておられますから、あぁ、本当に良い時代になったんだよなと実感できますね。

なんで今頃そんなことをいうかというと、電車が到着して、扉が開く、誰も降りてこないから乗ろうとする、そこへ奥の方からノタノタと降りるのを忘れていたのか、という風情であっても決して急ぐことなく、悠然と降りてくる人が目につくからなんでございますよ。ま、昔のように、駅員が「ピィ〜っ!」と笛を吹いたりしませんし(あ、駅員そのものが平日の昼日中なんておりませんね)、「ご乗車お急ぎください!」なんていわれませんからね。

たったこれだけのことなんですが、かつてまるで燕のように駅の中を飛んで歩いていた爺にしてみると、もう・・ね・・・。