ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

根底にある思想

出産した男児を殺害し、駅のコインロッカーに遺棄した事件。
「妊娠を話せば自分の周りから人がいなくなるような気がした」
これも同調圧力の一側面だといっていいですよね。
教育の役割には自分で自分を見つめる力をつける、という点も大いにあると思うのですが、こういう力は教育の基本思想、社会の基本思想こそが作っていくことだろう。
 いじめの問題と全く同じだろうと思う。いじめるような要素が存在した時点で、その存在を指摘したら、自分の周りから人がいなくなる、つまり自分も爪弾きにあってしまうだろうと思われるから、黙っている、という論理、そのもの。
 なぜこれがあちこちに存在するのか、といえば、教育行政を司るおじさんたちがそんなことはどうでも良いと思っているからこそそれが根底にある。教師も面倒くさいから、そういう兆候が見えたり、そんな動きを聞いても、まずは知らん顔をする。そうしないと24時間営業になっちゃうからでもある。その結果何が起きているのか、国会ではほとんど議論されることはない。