ほぼ足りてまだ欲 その先

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 文庫本ではなくて、1994年7月に新潮社から刊行されたものを地元図書館から借りだした。もともとは1980年3月から翌年の5月まで朝日新聞・夕刊に連載されたもので、当初はその7月に上下巻で刊行されたのだけれど、これはさらに新装して出し直したのだという。カシアス内藤の話だが、私がなんでこの本を借りだしたのか、そのきっかけはもう忘れてしまった。さすがに500ページを超えるとページを開くのに苦労する。

NHKのインタビューでカシアス内藤が答えている。

普通の社会人みたいに僕は育ってきてないから、僕は何でも自分が思うとおり、やりたいようにやって来た人間だから、苦言をする人がいない。だけどあの人ははっきり言う。「お前、
それでいいのかよ」って。
それが俺にとってはすごく新鮮でね。会うと兄弟みたいに何でも話して返せる、 腹割って話せる人だよね。だからあの人の言うことは聞くかな。あの人のことだったら一瞬立ち止まって、そうかそう言う人もいるのかって聞くかな。なぜなら、あの人は真剣に俺のことを考えてくれているから。

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 トランプ政権で2019年9月10日、国家安全保障問題担当大統領補佐官を解任された、あるいは辞任したといわれたあのジョン・ボルトンが2020年6月23日に出版した回顧録。当時すぐ読みたいと思ったけれど、そのうちすぐに文庫になるだろうと思っていたのにならなかったのである。もっともいまとなれば古本で300円程度で買えるんだろうけれど、分厚い本を開いて読む気になれない。図書館から借りだしてスキャンしてしまえば、iPadで読める。いつの日にか、これでガッツリ読んでやるんだ。こいつも500ページを超える。やれやれ。