涼しくなってから図書館経由で散歩に出て、パンを買ったときに、いつもは紙の袋に入れてくれるのだけれど、それを「雨が降りそうだから」といって保存袋に入れてもらった。大きい方を買おうかと思ったんだけれど、それだと保存袋に入りきらないから、普通サイズのバタールにした。
それが大正解で、お寺の境内の柳の木が面白いなぁと見とれながら戻ってくる道で、スーパーに入ろうとするあたりでポツッ！と来た。あ、きたっ、と思っているうちにあたりにザァ〜ッという音が拡がってきて、慌てて傘を取り出した。意外とほとんどの人が折り畳み傘をぱっぱと広げていたが、スーパーの入口で空を見上げている親子連れが頭になにかを被って意を決して出ていった。この時期のにわか雨は荷物さえ持っていなければ濡れても気にならないというか、むしろ気持ちが良い。家の近所に返ってくると、前を濡れながら早足で行く女性二人が楽しそうだなぁとみていたら、そのまま同じアパートに入っていった。
