ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

聴いてみたい


 平日の真っ昼間の電車の優先席に、一切なんの気遣いもなく若い人たちが平気で座っているように見えるのは、一体どういうことなのかと、聴いてみたい。
「優先席」っていうのはだいたいシートの色も違っているし、つり革の輪もバーもオレンジ色になっている。そしてガラス窓には大きく「優先席」と貼ってある。
 それなのに、乗ってきた爺婆があたりを見回していても、誰一人見ることもしないし、気がついた風でもないし、知らん顔だ。これはどういうことなんだろう。学校では誰もそんなことを教えないのか。家では誰もそんなことをいわないのか。
 爺婆が乗ってきたのを知っているけれど、気がついているけれど、そこで交代するべく立ち上がると、周りにいる若い人たちに「あの野郎、偽善者ぶりやがって!」と思われるのが嫌だから、しらんふり、気が付かないふりをして、スマホを見続けているのか。立ったらスマホのゲームを続けられないから嫌なのか。

 ここに何度もこんなことを書いているんだけれど、何度そんな場面に遭遇しても、全然変わりがなくて、ひょっとすると「優先席なんて無視して良い」ということにいつの間にかルールが変わっているんだろうか。それを私が知らないだけなのか。
 次で降りるからといって、同年輩の女性が席を譲ってくれた。

 New York Cityの地下鉄にも曲がりなりにも優先席はあるらしいがとても少ないらしい。しかし、そこにはルールを守らないと罰金だと書いてあるという。それはどうかと思うけれど。豪州・シドニーのcity railに乗ると入り口のすぐ脇の席はハンディキャップのある人の優先席ということになっていて、それを知らずに座っていたら、次の駅で乗ってきた目の見えない人がすぐさま座ったもんだから、私の膝に座ることになって、慌てて謝って席を替わった。