今日は「敬老の日」だそうです。
忘れてましたね。
大体、敬老の日ってなにするの?
高齢社会を再認識する日なのかね?
なんでも65歳以上の人口が3640万人となって、総人口の29.1%だそうです。
ダントツの世界一です。
どうだ!と威張って良いんですかね?
ま、非常に大雑把にいって三人に一人は爺婆です。
もちろん私もそのひとり。
しかもそのうちの25.1%がまだ働いている。
15歳以上の就業者の総数(6676万人)に占める高齢者の割合も過去最高の13.6%だって。
三連休の三日目で、街はどこへいってもワンワンと人が出ていましてね、こういう日こそ散歩なんてするべきではなかったなぁと思い知ったけれど、気がついた時にはもう時既に遅し。
前から来る人を避けながら歩くだけで気を遣って、つかれますが、これはこれで訓練になって良いのかも知れないですねぇ。
お店でキャッシャーの兄ちゃんが、ボソボソ小さな声で早口に語るので、何を云っているかよくわからないし。
「袋は要りますか」っていってたんだけれど、聞こえないの。
そうそう、そういえば、近頃の若者が良く「大丈夫です」っていいますね?
あれ、どこから始まったんですか?
一体、なにがどう大丈夫なんだかわからない。
エレベーターが途中の階で停まったの。
すると、若い男性が私に「大丈夫です」っていうんだね。
なんのこっちゃ!?
私はなにも彼に聞いちゃいないの。
思わず「はっ!?」っていった。
すると彼はまたもや「大丈夫です!」っていうんだね。
自然に扉は閉まって、エレベーターは動き始めた。
そこでようやく私はわかったんだ。
彼がいいたいのは、ボタンは押したんだけれど、乳母車もあるし、爺さんがひとりで乗っていて、気持ち悪いから(ここは私の脚色)相乗りしたくないから、そのまま行ってくれってことだったわけだ。
そう気がついたときには一階に着いていた。
20年経ったらこの集合アパートも知らない人たちばかりになってきた。
帰りのバスは正に爺婆で立錐の余地もないという状態。
これだけ年寄りが立っているのに、平然と座っている連中は一体どんな連中だろうと、伸びをして見回すと、なんと座っている連中も輪を掛けたような年寄りばっかりで、杖を抱えて肘に湿布をベタベタ貼っている爺さんとか、ドテッとふんぞり返っている爺さんとか、どれもこれも(バスで立つなんてとんでもない)といわんばかりの連中。そういやぁ、座ってるのはあらかた爺さんだなぁ。
途中で小さな、それはそれは小さなお婆さんが乗ってきました。
中には気骨がある!なんてのはいねぇのかねぇ。
もう、たえられなくなって、途中で降りました。
そうしたら、その小さなお婆さんもそこで降りられました。
おかげさまで運動になりました。感謝!