お彼岸が開けてからだけれど、墓参りに行く。普通だったら平日に行く。子どもたちがついていくというので土曜日に設定したら、風邪を引いた、目眩がして気持ち悪いと誰も同行せず。結局いつもと同じで爺婆二人で行く。
土曜日の京浜急行は結構混んでおります。ターミナル駅が来るまで座れなかったりします。蒲田あたりの高架を過ぎたあたりから西にうっすら富士山が見えたりして。優先席で隣に座った年寄り夫婦は千葉から来て三浦半島を巡り、葉山の保養所に一泊するんだそうで、フリー切符なんぞを買い求めてきたそうだ。
帰りは急行、快速を乗り継いで帰ってきたが、不思議なことに優先席に座っている若者たちが誰一人、その席が優先席だ、という意識を全く持たずに座っている。日本語を読めない外国人でないことは、喋っている言葉でわかるにもかかわらず。全く意に介していない。いつからこんな事になったのだろう。
今日もまたバスに乗ると爺婆が一人で二人分の席を占めている。多分奥に座ると降りにくくなるから、他の人間が来ないようにプロテクトしているんだろう。いつから爺婆はこんなに傲慢で平気になったんだろう。昔は前に立った人の荷物を膝に乗っけてあげるなんて事が当たり前だったのだから、人のことを考えるという経験をしてきたはずだってぇのに、暢気なもんだ。喉元過ぎれば熱さを忘れるのだ。
墓の周りのサクラの木に花が咲いているだろうと呼んでいたのに、ろくすっぽ咲いてないのはがっかりだった。来年はもう一週間遅らせよう。帰ってきたら、あっちもこっちも日当たりの良いところのサクラはもう正に今が見頃だった。明日には散り始めるぞ!