ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

買い物の日

 打って変わって今日は良い天気だった。少し風が冷たくて、家から出たすぐには「あ、失敗したかも知れないな」と思った。バス停でバスを待つ間、上手い具合にお陽様があたっていたので助かった。昼の都バスはほとんどの乗客が爺婆だから、一体誰が優先席に座るべきか、という点では非常に難しい選択を迫られる。お婆さんが乗ってきたら私は優先席ではないが、下の段から後ろの上の段へ動く。爺さんが乗ってきたら知らん顔をする。そろそろ杖を持って歩いていてもおかしくないかも知れないけれど、それでは写真が撮りにくいので、持ってはいるけれど、杖を出しては来ない。なにしろ50歳そこそこの頃に、買った杖がある。

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 かつて道灌山下に店舗を構えていた「古書ほうろう」が引っ越してからどれくらいになるのか知らないが、ここのところとんと見に行く気も起きず、一体どこへ引っ越したのかも知らなかった。気がついたら東大の池之端門の向かいのマンションの一階に店を構えている。昔はなんだったんだろうか。しかし、大学の門前に店を構えた古本屋らしくはない。そうだとしたら、参考書とか研究関連書籍が中心になりそうなものだが、古書ほうろうは前からそんな本屋じゃない。何しろ店の中にピアノがあって、あちこちにターンテーブルがあって、店でちょっとしたアコースティックライブもやったりする。今日は入ったらタンゴがかかっていた。狭いスペースを区切って珈琲を飲めるようにしている。
f:id:nsw2072:20210415213456j:plain:w360:left 以前に「思想の科学」を何冊も買わせてもらったことがあって、その辺が楽しみだったんだけれど、見当たらない。それで「今はないのかなぁ」と聞いたら、「どんどん聞いて下さい!」といって扉を開いて棚の奥からドンと出してきた。一冊500円は安くはないんだけれど、適当に見繕って7冊買った。楽しみだ。中でも130号131号の「占領期の思想の記録」が目を引いた。このあたりを読んでみると、次から次に興味津々な書籍の名前が転がり出てきて、心がザワザワする。そして、執筆者の多くが同年配だったりするのは忸怩たる思いに駆られる。

 日頃はいて気に入っているNIKE Air Maxのスニーカーが段々ヘタレてきている。同じものを誂えようとしてABC Martできいたら、もう廃番になっていてないという。大体、こういう系統の製品はワンロット作ると、もう作らないらしい。大体靴はこういう目に遭う。昨年の今頃、友人が今履いている靴がとっても良い、といっていたのを思い出して、上野の大きなスポーツ店に行ったら、あったので、安い方を試そうとすると、ものすごく軽い。これはなに用なの?と聞くと走るようだという。だから軽いんだと。街で歩くんだったらがっちりしている方が良い、という。底が厚くてクッション性が高い。今履いているNIKEのコンセプトに近い。舗装路を歩くのには良い。じゃ、これだといったら高い!驚いた。多分これまでに買ったどの靴よりも高い。まさかこの年でこんな靴を買うことになるとは思いもしなかった。軽くて丈夫なのが良い。