ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

銀座巡り

 電通通りの一丁目あたりに沖縄のアンテナショップがあって、その横が新ビルが完成するまでのYAMAHAの仮店舗だったけれど、そこに高知県のアンテナショップができたので、こんなところにも龍馬殿が肩で風を切っている。結局、柚子を買ったぜよ。この通りを東京駅の八重洲の方に行くとヤンマーのビルの一階に京都館がある。増えてるなぁ。
 いやなに、今始まったことじゃないんだけれど、昨日は京橋の知り合いの鮨屋で昼飯を食べてから銀座からマリオンに行ってハリポタを見て、帰りしなに銀座をうろうろした。
 実は何年か前からアシックスの靴を履いていて、安くはないのだけれど、実に履きやすくて、それまで履いていた靴が嘘のようで、これしかない、と思っていた。出ていったついでにそのアシックスの「歩人館」に寄ったのだけれど、私の足にぴったりなものがもう3-4点しかない。女性ものばかりになっている。で、これまで履いていたフォルムのものにはチャック付きなんてのができている。つまり、高齢者向きってことなんだな。つまり、このタイプの靴を履くのは年寄り、ってことなんだろうか。
 また、履きやすくて軽い靴を捜して歩く必要が出てきちゃったのかもしれない。それで、何年かぶりに今やUNQLOの拠点になってしまったワシントン靴店(地下に2フロアーがあるだけ)に行った。ちょっと履いてみても良いかなぁという靴が2点だけ見つかったものの、やっぱり高いのだ。

 和光が今年はビルにイルミネーションをしていて、四丁目の交差点で信号を待っていると三愛ビルや日産ギャラリーから写真を撮る人がたくさんいる。さっさと歩いて行った格好のよい、青年が渡り終えるやがばっと振り向いて、携帯をかざして和光を撮っているのはなんだか笑えるものがある。そんなに「私はこの辺の人にはなんの興味もございません」という雰囲気で通り過ぎるんだから、そのままさっさと行ってしまえばよいものを、と思わんでもないのだな。
 それだけこのビルの写真を撮る人がいるものだから、twitterでも「銀座なう」とかいっちゃって、この写真をアップする人が跡を絶たない。で、その上、御丁寧にも「銀座」というキーワードがツイタ写真だけをリツイートする機能を作った人がいるらしくて、よせばいいのに、それを私もフォローしているので、しょっちゅう見てしまう。だから、私はこの写真はアップしなかったのである。
 ひとつとても残念な話は三丁目にある丸八碁盤店のショー・ウィンドウに「閉店感謝セール」と書いたビラが何枚も貼ってあったことなんである。これと同じビラを二丁目にあった銀盛堂に貼り巡らされていた時もとても残念な思いで取り上げた。私は碁を打てないからこの店に入ったことすらないけれど、常にきちっとしていた店舗を外から見ては老舗というものはこういうもので、多分しっかりしたお客さんがついていて、われわれその辺の輩が窺い知ることのできない世界ができているんだろうなぁと思っていたものだ。しかし、やっぱり世の中が悪い方に変遷していっているというのだろうか。とても残念な気がする。銀座の表通りが白い手袋をした兄ちゃんが人の出入りを牽制しているような、儲けの大きいブランド屋とか、宝石屋ばっかりになってどうするんだろうか。余計なお世話かもしれないけれど、銀座は終焉に向かっているんじゃないだろうか。