ほぼ足りてまだ欲 その先

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図書館


隣の区はお金持ちなので図書館の蔵書はわが区の図書館の倍近くあるのではないだろうか。
結構古いデーターしか見つからないけれど、あのお金持ち区である港区の図書館の蔵書数を上回っているらしい。
こうして考えると、お金持ちの区に住むのには(昔から住んでいるのであれば別だろうけれど)、家賃も高そうだけれど、隣の区に住んでお金持ち区の施設を利用するのが一番のような気がしてきた。そんなデーターはどこかに転がっていないものだろうか。社会学的考察として面白くないだろうか。

 ついに隣の区の図書館から待ちに待っていた「沖縄の生活史」(みすず書房 855頁)の順番が回ってきた。どれほど待っただろうか。
 何しろ沖縄は激戦地になってしまったこと、戦後長いこと米軍の軍政下に置かれていたこと、日本の中でどこよりもたくさんの軍事基地を抱えているということ、多くの移民の送り出し側であったこと等特徴的なことが多く歴史の中にあるわけで、それぞれの語り手のバックグラウンドは想像を遥かに超えている。

 次は「大阪の生活史」なんだけれど、これもわが区では買ってもらえないので、隣の区の順番に並ぶことになるが、それには来月にならなければ、並ぶ権利がない。それがよそ者の悲哀なんである。東京23区の図書館で「大阪の生活史」を持っていないのはわが区だけだ。これはなんと1,280頁である。