ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

キャラクター



 今の子どもたち、特に女子の発する「きゃわい〜」は怖気が走る。その軽さというか、上っ面の表現と仲間内連帯意識的未熟語がたまらなく気持ち悪い。それといわゆるグループアイドルなる者の画面、つまりカメラのレンズに向かってのあざとい仕草や(お前らのことはわかっているぞ、それ!)的な感性の発露が(それが大人の金儲けの道具と化していることを認識しているのかいないのか)たまらなく許しがたく気持ち悪い。これはNHKの朝の連続ドラマのタイトルバックの人形の気持ち悪さとはおおきく異なるのだけれど。

 キティーちゃん、キャプテン・サンタにつながる気持ち悪さにちょっと近いかも知れない。それは「ふふふ、お前たちが散財するのはお見通しだよ、ふふふ」という送りて側の邪悪心が根底にあるからなんだろうなと思っている。結果論的にはあとから寄って集って商売につなげてしまったわけだから、スヌーピーチャーリー・ブラウンの「PEANUTS」にもつながるのかも知れないけれど、始まりからいうと、作者Charles Monroe Schulzの意図はそのへんにはなかったんじゃないかという気がする。ま、それはただ単にわたしの推測に過ぎなくて、あの鈍器本といっても良い、大部のシュルツ物語を読み通してみれば良いかも知れない。

 最初の頃の「PEANUTs」のキャラクターはあとから彼らを見始めた者にとっては多少違和感があるがどんどん発言の中身に比べて低年齢化したものであるような気がするのは、結局そのへんの大向う受け、つまり「きゃわい〜!」受けを狙った結果と捉えても良いかも知れない。それにしても、なにが違うのかというと、大人のあざとさの違いだろうか。

お金を出してください

news.yahoo.co.jp


 容疑者(46)は2月18日の未明、東京・杉並区高円寺南のコンビニエンスストアに客を装って入店し、店長の男性(30代)に包丁を向けて、金を奪おうとした疑いが持たれている。
警視庁によると、田中容疑者は「もう限界なんです。お金を出してください」と言って脅したが、店長の男性が「勘弁してください。無理です」と言うと、諦めて徒歩で逃走したという。
田中容疑者は、「2~3日食事がとれておらず、金を手に入れて食事がしたかった」と供述しているという。

 切ないよねぇ。他にアイディアはなかったのか、という声はすぐにも出るだろう。そんなアイディアが出るような知識豊富な人だったらこんな境遇には陥らなかっただろう。こんな丁寧な言葉を使う強盗なんて聞いたことがない。敗戦直後の「説教強盗」だってこんな丁寧にはいわなかっただろう。それで名前も年齢も、顔もテレビに映し出されちゃうなんて、ちょっと気の毒に思うようだ。
 食べ物は週に一度満足に食べられればそれでよいというものではないから、あっという間に次のなにか食べるものが欲しくなるよねぇ。この凍てつく寒さの中、食べ物がない、というのは辛い。彼はどうするべきだったのか。配食サービスを探す手立てはどこにあるんだろうか。地方自治体にはすがりつくポイントは設定されているんだろうか。いるわきゃないか。
 ぼろぼろになっていくしかないんだろうか。