ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

本屋

 

 本屋に行く。この界隈には本屋は二軒ある。両方ともいわゆるショッピング・モールに入っている。雑誌やコミックはたくさんあるんだけれど、ちょっと込み入ったものはない場合が多い。だから、もう最初から行かなくなった。じゃ、どうしているのかというと、ほとんどが図書館頼り。どうしても手元に欲しいものは日本橋まで買いに行く。

 駅へ行く途中でも、以前のような具合にはいかず、外国人の観光客がどんどん増えてきた。自分たちの生活の中に外国人の人達がどんどん入り込んできていると感じる。私の血にも攘夷派の血が混ざっているんだろうかね。自分が外国へ行った時は気にしていないのに。神社の境内にもたくさん来ていて、写真を取ろうとしているから邪魔をしないように通るのを遠慮していると、いつまでもシャッターを押さない。すると通れと合図をするんだけれど、それがまるで警官が交通整理するような仕草。彼らの習慣ではそんな意味ではないんだろうけれど、日本人の習慣からいうと、まるで「じゃ、行けよ」とつっけんどんにいっているように見える。小さな規模の文化の衝突だ。

 今日は地下鉄の優先席が中国語を話す、国籍の良くわからない8人の家族が大声で話す中をじっと我慢していた。

 ジャーナリストの金平茂紀がFBで月刊世界に森本あんりがこんなことを書いていると紹介していたので、本屋で月刊世界を買ったんだけれど、森本あんりの「森」もない。おかしいなと思ったら、金平が紹介しているのはまだ店頭に並んでいない11月号だった。
 月刊「地平」は11月号が5日に出ている。ついでにno.2を取り寄せてもらう。そうすれば送料が節約できる。信濃毎日新聞が連載していた満州記事を集大成した「鍬を握る」があった。信濃毎日新聞から取り寄せるのが億劫だなぁと思っていたので、助かった。長野県は最も多くの満州移民、33,000人を送り出した県なのだ。終戦時、満州には155万人もの日本人がいたんだそうだ。全部で600万人の日本人が外地にいたといわれているがそのうち300万人が民間人だという。前にも書いたことがあるけれど、平成天皇夫妻、つまり明仁さんと美智子さんだけれど、が毎年の夏に訪問する軽井沢近郊の大日向という開拓地区は、もともと佐久穂の大日向村から満州へ移住した人たちの引き揚げ開拓地なのだ。戦後の開拓地にはそうした引揚者が開拓したものがいくつもあった。「ぽつんと一軒家」にもしばしば登場してきた。