ほぼ足りてまだ欲 その先

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三十三間堂

三十三間堂は目と鼻の先である。町並みからはなかなか予想がつかん。何とも古めかしい和菓子屋さんが何軒もある。三十三間堂天台宗。中学の時と高校の時の修学旅行で立ち寄っている事は間違いがないのだが、周囲も含めてほとんど記憶の中にない。高校の修学旅行の想い出は大原の三千院だけである。
ところで、この三十三間堂平清盛後白河上皇に云われて建てたそうだけれど、オリジナルの本堂ではなくて、1266年に再建されたものなんだそうだ。それでももう740年くらいも経っているわけですなぁ。ずいぶん昔の話です。これだけの観音様がずらぁ〜と立っているのは迫力満点。わかっているものにはその仏像の作者名が書いておいてある。それにもまして、その前の位置に阿吽の風神雷神をはじめいろいろな像が立っている。どうやら28部衆とこれを呼ぶようである。
この像の解説書きを読んでいるとすべてその原典はインドにあって、いかに日本という国がこうして昔から多くの国からの文化が入り乱れて導入されてきたのか、という事がわかる。つまり、今よりもなんぼか多文化的であった、という事ではないだろうか。いや、今でも文化的影響ではあらゆる方面から受けているのだけれど、だからといって、そうした発信地域を理解する、という事ではない。
三十三間堂といえば、お正月の通し矢、そして宮本武蔵だね。
しかし、ここのお堂はなかなか面白く、そしてきちんと整備されている印象を受ける。この点ではそのあと訪れた二条城とは雲泥の差である。