やはりイラクの人質になっていた香田さんは殺されてしまったらしい。30日午前3時10分のNHK第一ラジオがイラクで見つかった日本人らしい死体が香田さんらしいと告げている。この情報も米国から入ってきた情報のようである。
日本政府は多分何もできていないだろう。「一生懸命やっている、しかし、今はコメントすべきでないだろう」と言い続けているものの、チャンネルを構築できているとは思えないというコメントがそこら中で発せられている。すでに述べたように、聖職者協会はすでに米国及びその追従国に対しては敵対する関係となってしまっている。
誘拐されたと報じられるやいなや、すぐさま「自衛隊の撤退はあり得ない」と言い切るということは「そんな人間のことはどうでも良い」と切って捨てたということを意味するといっても過言ではない。彼の行動は実に自殺行為という他はないが、私の国の公僕たちには明らかに力はない。これはイラクという戦闘行為の行われている地域で発生したことではあるが、もしこれがその他の地域で行われた場合には、被害者に原因があるとは云えなくなるわけで、その場合にやっぱりこの結果に終わってしまうのではないかという危惧はある。つまり、私の国（あなたの国では違うのかも知れないから）ではどうやら公的機関及びそこで働く公僕の方たちにはそんな力はないらしい。
