米国、フロリダ・GainesvilleのDove World Outreach Centerという小さな教会のTerry Jonesという牧師がNew YorkのWorld Trade Centerへのハイジャック機突入事件の9周年となる来る9月11日を「コーランを焼く日」としてイスラム教の聖典であるコーランを焼くと宣言して大騒ぎになっている。
パキスタンに国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）大使として水害地域を訪問しているアンジェリーナ・ジョリーすらこの馬鹿げた計画を否定していると報道されるくらいに問題化している。
どうして、こんな馬鹿げたことを計画する聖職者が登場してくるのだろうか。仮にもキリスト教徒を導く立場にある人間が発想することではないだろう。
米国にはあれだけの人口が暮らしているのだから、思いもよらぬ発想をする人間がいるのは分かるような気はするけれど、いわゆる聖職者が他の宗教を敵愾心を持って見るというその構図そのものが理解できない。
こんな程度の低い売名行為はとんでもない話だ。
