2005年3月7日に開催された薬事・食品衛生審議会血液事業部会運営委員会において「クロイツフェルト・ヤコブ病等委員会の調査結果を受けた献血時の対応」の暫定措置を発表、なんて云う記事が出たりしていた。1980年以降１ヶ月以上の英国滞在歴がある者の献血を制限した暫定措置として、1)1996年までに英仏に1日以上滞在歴がある者の献血を制限というのがある。これ、むちゃくちゃすごい人数になってしまうだろう。この私ですら該当してしまう。しかもこの私は自慢じゃないが、これまでに10回近く献血に協力しちゃっている。昨年なんかは「手術して輸血しましたか？」に該当するのかどうか答えられずにはねられてしまったが、これだって、英国滞在歴にしたって、本人が忘れていれば全く知らないうちに献血しちゃうわけである。こうした制限を作ったっていいけれど、信頼感がとても薄い。尤もその生後の月数を証明する方法すら確立しているとは言い難い米国からの牛肉の輸入制限は解禁へ向けてひた走っているわけで、こんな程度の管理ですむというお役人の仕事って気楽でいいなぁ。
