id:tannenbaum:20050317こちらの方のブログを読ませていただいていて思い出した。別にこの方のくしゃみについての考え方がどうだといっているわけではない。くしゃみや鼻をすする音に対してなぜか西洋人は敏感である。くしゃみは突然何の前触れもなしに出てしまうから周囲の人を脅かしてしまうという意識が大きいから、できるだけ周りを驚かさないように、極力音を小さくしようとする。時にはあたかも飲み込んでしまったのではないかと思うような「くっ！」とか「くん」とかで終わってしまう人がいて、それが珍しくない。だからいわゆる”出物腫れ物ところ嫌わず”の私の国の文化とは大きく異なる。私なぞ、しまいには親父ギャクの典型”はぁっくしょぉ〜ん”「大魔王！」までやってしまいかねない。
私の国ではその気になって気をつけてみるとごくふつうに「スンッ！」とか「グゥルワ」とか鼻を鳴らしている人が普遍的に存在する。時にはラジオのパーソナリティーでも平気でこの「グゥルワッ」を連発し、あまつさえそれを指摘されてラジオの中で「こんなのでちゃうんだからしょうがねぇ」と居直ったりするものまでいる。これは気にする人からいわせると身の毛がよだつほど気持ちが悪いのだそうである。外国の職場にいたときにそこにいた現地採用のスタッフがよくこの「グゥルワ」を連発する私の国から出かけたスタッフ（男性）に「そりゃルードだからやめろ！」と迫っていたのを思い出す。だから、結構彼らにとっては私の国での会議は気持ち悪くてしょうがないのかもしれない。
で、こういう話をすると必ず出てくる反応は「そんなかぶれたこと云ってんじゃねぇよ」という反応である。「ここではそういうのが普通なの、ふ・つ・う！」そういう反応がここの国では「普通」なんだなぁ。
