ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

またまたサマータイムに反対

サマータイム制度」導入を目指す自民、民主、公明など超党派の議連(会長・平沼赳夫経済産業相、衆参計184人)が今国会での成立を目指し、来月中にも法案を提出する予定だと毎日新聞が報じている。これまで何度もサマータイムに対して言及しているけれど、この際はっきりしておきたい。私は日本でのサマータイムの導入に反対である。少なくとも切り替え後の一日二日は無駄な時間となるのは経験から知っている。別名Day Light Savingは照明の節約を意味する。それは一般的な原則的労働時間である9時-17時の間で労働が決着する場合のみを意味しているといって良いだろう。
 例えば残業に次ぐ残業状況に陥っている労働環境下ではこれはただただ労働時間の延長に他ならない。日本人がまだ外が明るいというのにそのまま割り切ることができるとでもいうのだろうか。ということはそれだけエアコンが稼働される可能性は非常に高くなる。つまりエネルギーの節約にはとても繋がらないだろうというのが容易に想像される結果ではないのか。そこをはっきりと規定しておくことができなのであれば、労働強化のためにこの制度が導入されることになる危険性が非常に高いということである。
財団法人 社会経済生産性本部・生活構造改革フォーラム事務局が大々的に「サマータイム」導入の牽引役を果たしているように見えるのだけれども、これっていったい何だろうと思ったら、社会経済生産性本部ってのは日本生産性本部のなれの果てではないか。そこに拠点を持つ「生活構造改革」だなんてうさんくさいにもほどがある。そもそも社会経済生産性本部がやっぱり経営者的観点に立った生産性の追求団体であって、これが労働強化以外の何者であろうかという証明のようなものである。なるほど省エネ効果がこんなにいっぱい!と宣伝にこれ相務めるのであるが、メンバーの中に加藤某御用学者だとか連合という労働者のためには何もしない労働者団体の親玉とかの名前を散見するだけでお里が知れる。生活構造改革フォーラム事務局の代表は茅先生(誠司さんはご立派だったし、おじさんも立派な医者だったのになぁ)と木元のおばさんである。良いですか?連合を労働者の代表者として認識するのは大きな欺瞞ですぜ。彼らは「口入れや」のようなものであるのだから。
 閑話休題。私は何十とある時計機能を一つずつ訂正して歩くのはもういやだ。私の経験では「どうせ半年経ったらまた元に戻るんだから」とそのままにしている時計機能が家の半分くらいはあって、何かあるとその度に「あ、そうだ、時計を直してなかったんだぁ〜」とほぞをかんだものであった。
ということで、サマータイムの導入によって得をするのは雇用者の皆様である。それにしてもサマータイムに反対している人をネットで検索するとどうして(自分のことを棚上げにしているけれど)怪しい人ばかりなの?