約1時間をたっぷりかけて10日間御世話になった場所を掃除する。ここの不燃物ゴミの選別がとても細かくできていて、ちょっとやそっとでは飲み込めず、また回収日にうまく合わせられないので、自宅へ持ち帰る。帰りは最初から最後まで高速道路、バイパス、新道というものを通らずに行こうなぞと思い立ち、走り始めたのはよいのだけれど、どこまでを新道というのか、というのが非常に曖昧だったので、適当に終わる。最後に家から2km位の所までたどり着いてから道に迷う。結局5時間半を費やす。猫が物珍しいものを見るように私の匂いを嗅ぐ。
洗濯からの帰り道にラジオで日本記者クラブでの党首討論会の中継に気づく。帰って掃除をはじめようとテレビジョンをつけ、大音量にして掃除機をがぁがぁかけながら聴く。多分前を通りかかった車はあまりのテレビジョンの音声の大きさに驚いただろう。それにしてもこんなに目の前の重要な問題にあたかも蛙の面にションベン（なかなか熾烈な表現ではある）の如き有様の旦那の発言を聴くとどうしてこんないい加減な男に対して支持率が50％を超えるなんていうことが起きるのだろうかと心の底から不思議。前回の参議院議員選挙の時にこの党首討論のテープ起こしをやったからつぶさに聴いた。あの時のいい加減さと全くこの男のいい加減さは変わっていない。民主党が一党対一党の党首討論を申し入れたが「他の政党に失礼である」として体よく逃げ切った。情けないというのか、みっともないというのか、恥ずかしいというのか。あの唾棄すべき対応を見ながら彼を支持する人の気が知れない。
