教文館で講談社学術文庫のハーバート・ビックス著、吉田裕監修、岡部牧夫・川島高峰訳の「昭和天皇」上・下と光文社知恵の森文庫の永六輔談(聞き取りらしいから)「話す冥利聞く冥利」を入手。
ハーバート・ビックスという人は1938年生まれ。やはり一橋大学の社会学部にフルブライトでやってきて、渡辺治、吉田裕と親交あり。その後一橋大学院教授となり2001年に帰国。原著は2000年発行。
銀座旭屋ではくだんの「酒とつまみ」と、中公文庫の「吉田茂という逆説」保阪正康著および「細川護貞日記」上・下を入手。どうやら本気で吉田茂といよいよ対面することになりそう。子どもの頃「バカヤロ解散」だとか大磯に通じる「ワンマン道路」の話を聞いていたことからそう思っていたのかもしれないが、全く鼻持ちのならないアメリカべったりの気障を売り物の政治屋だと思っていたから、なるべく接することのないようにしてきたのだと思う。ましてやそのつながりも好きになれない奴ばかり。しかし、渡辺治の「戦後政治史の中の天皇制」や吉田裕の「昭和天皇の終戦史」を読むと避けて行かれない。地元の図書館でついに「回想十年」新潮社版を見つけ、まずその第一巻を入手。閉架にしまわれていたもの。ハードカバーだけれど、ぼろぼろ。こんなに集めてもいっぺんには読めないよなぁ。