ここ3-4年どこかの会場でどこかのゼミの発表をきく。タイトルのリストを見ると、学部生でもこんなことを考えているのかと興味津々となる。この学部では卒業研究は必修ではないから途中で辞めてしまっても別段なんのデメリットもない。だから、最後まで書きあげた努力に対してはこっちも正面から対峙したい。だから切り口が面白くても、途中でつっこみが甘くなっていたり、独りよがりに終わってしまっている発表をきくと、ついこちらも一言いいたくなる。こっちは別にゼミに怨みがあるわけでもないし、もちろん個人個人の発表に怨みがあるわけでもなんでもない。
フロアにいるのは発表者と同じゼミの学生が多いから、すでに当人の発表をきいているということもあるだろう、それほど突っ込んだ質問は出ない。だから余計突っ込んであげたくなる、本人のためにも。でも、人によって受けとめ方は様々。
ゼミ仲間が質問をする時、まずとりあえずは「とても良い発表でした。ありがとうございます」なんていったりする。これがおっさんとしては気にくわない。時間もないんだからそんな社交辞令はどうでも良いから直裁に発言すればいいのに。みんな優しいんだ。
