最も近いと思われるデパートの催事場でひらかれている古本市を覗く。自分が書き留めている資料があれば買う、なければ買わないのだと心に決めて家を出たのに、全く書き留めたことのないものばかり手に入れてしまったことを深く後悔するのである。
- 「天皇の戦争責任」井上清 岩波同時代ライブラリー1991
- 「ロサンゼルス市日本人町ー四人の女の物語」大谷勲 角川書店 1984:大谷勲はとてもユニークな装幀の「他人の国、自分の国 日系アメリカ人オザキ家三代の記録」(角川書店 1980)という日本ノンフィクション賞新人賞を受賞した著書がある。1939年東京生まれ。日大芸術学部写真。他に「ジャパン・ボーイ 日系アメリカ人たちの太平洋戦争」角川書店 1983等がある。
- 「もう一つのアメリカン・ドリーム ーアジア系アメリカ人の挑戦」ロナルド・タカキ著 阿部紀子・石松久幸訳 岩波書店
- 「瀬島龍三 ー参謀の昭和史」保阪正康 文藝春秋 1987:書棚には既に文春文庫版、2004第12刷がある。
- 「現代日本人の意識構造第三版」NHK世論調査部 日本放送出版協会 1991 (第五回調査)
- 「現代日本人の意識構造」NHK放送世論調査所編 日本放送出版協会 1979 (第二回調査)
- 「鮎川信夫戦中手記 附戦中詩論集」思潮社 1965:すでに新装版1974 第3刷がある。
- 「世界の教科書は日本をどう教えているか」別技篤彦 白水社 1992:書棚には朝日文庫 1999 第1刷がある。
- 「王道楽土の戦争 戦後60年篇」吉田司 日本放送出版協会 2005
- 「玉砕しなかった兵士の手記」横田正平 草思社 1988
- 「オーストラリアの文学 短編傑作選」平松幹夫編訳 サイマル出版会 1982
- 「昭和30年代週刊朝日の昭和史世相人物事件 第三巻 朝日新聞社 1989:書棚には第二巻がある。
- 「話の特集の特集100号記念臨時増刊」 話の特集 1974
- 「話の特集の特集200号記念臨時増刊」 話の特集 1982
重たかったなぁ。
最近この種の古本市に行くとどっと出ているのが主婦の友や話の泉、漫画読本の様な戦後の雑誌である。ところが今日は本当に昔懐かしい野球少年なんてものを並べている店を発見。中を見ようにも全部丁寧にセロハンで包んである。さて、値段はと見ると、なんと一冊5,000円以上するのである。驚いちゃったのだ。そういえば昔、主婦の友のある一冊を探していたことがあったっけなぁ。何年の何月号だったかもう想い出せないのだけれど、市川房枝が参加している座談会で戦争花嫁で米国へ行こうとしている人たちとのものだった。