ほぼ足りてまだ欲 その先

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福島の留学生ボランティア好評

 福島大と福島県医大の中国人留学生が、昨年10月から約3カ月間、福島県内に住む中国出身の子どもたちを対象に、学習指導や遊び相手を務めるボランティア活動を行い、好評を博した。国際結婚した中国人妻が、母国から呼び寄せた子どもたちを、言葉の壁などから孤立しないように支援するのが狙い。母国語でコミュニケーションが取れる留学生は、子どもや母親たちの心強い味方になったようだ。(河北新報2007年01月14日)

 なるほど。こういう手があったのかと思わず膝を打った。わが国には外国からやってきたお嫁さんが思った以上にいる。私の様に都会の喧噪の中に暮らしているとほとんどよく分からないのだけれど、地方に行くとよく聞く。昔は韓国出身者がとても多かったけれど、その後フィリッピン出身者、あるいは中国出身者が増えてきているという話をよく聞く。文化の壁にぶつかって孤立感にさいなまれたり、一緒に来た子どもたちが悩んでいたりする。こうした支援には言語、文化を理解することのできる留学生の力は大きい。逆にいうと外国に暮らしておられる日本人のお嫁さんや高齢者の方に対して日本人留学生の力は非常に有効だということもできるわけである。こうしたシステムの活動を国も理解する必要があるだろう。フォーマルな社会資源が必要とするはずの役割を果たすことのできる力はとても重要だからである。