ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 急速に花を開き始めた桜はどんどん満開に向かって走り続けている。先輩からのお誘いを戴いて駒込六義園のしだれ桜を見にいく。いつもは閉まっている駅側の門が今日は開いていて、人の列ができている。どうやらそこにかかっている横断幕を見ると4月1日までこの門が開いていて、夜9時までライトアップされているらしい。大した列ではないけれど、前回、つつじがもう終わる頃に来た時は夕方入ったら、中で出会った人が5-6人だったので、こんな列を作る気分になれなくて店を冷やかしながら正門のしだれ桜の側に廻る。すると誰も列は作っていなかったので、すぐに入る。しかし、やっぱりしだれ桜の廻りにはほぼ50-60代の人たちが取り巻いている。三脚にカメラを乗せた人たちがライトアップを待って場所取りをしている。ちゃっちゃと写真を撮って中に進む。とてつもないほどの人が入っている。ところどころに桜の木があって5分程度の花をつけている。とても背の高い木があると思えば、それほど人が集まっていない桜の木もある。他の花も少しずつ色を添えていて、約束の時間にはそこを出てこの前も入った上海チキンで先輩と合流し、また様々な見慣れないけれど面白いお皿を注文。今日は川七というぬるっとした葉っぱを食べる。時間がなくて炒麺を食べ損なったのはちょっと未練だった。
 この時間になると駅側の入口は煉瓦の塀に沿って、そりゃもうとんでもないほどの長蛇の列。もう一度正門に廻ってみると、なんとこっちも向こうの方まで長蛇の列が並んでいる。ここで諦め、不忍通りを渡った角にある小粋な店の外のテーブルを占めて、ベルギービールを呑む。これが旨い!さんざっぱら喋り倒す。家に帰りながら友達の誕生日だったことを想い出し、浦霞禅をもって繰り込む。角の洒落たお米やさんがあいていたので、つまみを買おうかとはいると、なんとそこに働いていたのは高校の同クラスメイト!おぉ〜、なんということ!誕生日祝いに集まっている人たちでまたまた痛飲。桜が咲くといろいろなことが重なるのだ。