ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

反省すべき点

 午後2時から自民党でお坊ちゃんの会見があり、厳しい表情で安らぐ雰囲気のない中、ぴりぴりの会見が平然と行われた。会見に先だってのカメラ撮影ではほぼフラッシュがとぎれる暇は0.1秒もないくらいに各社のカメラのシャッター音が続いた。敗戦の将が何を言うのかという、一種の期待感があったのではないかと思うし、ひょっとすると退陣表明の可能性という思惑があったのではないかと思うほど異様な高まりの中にあったといっても良いだろう。それでも退陣の可能性も示さなかった。

  • NHK:「“反省すべき点は反省し”とおしゃるが反省すべき点はどこか」→「不信を払拭する努力が足りなかった。国民の立場に立って事を進めて行かなくてはいけない。やるべき対策はやっている。人事についても適材適所、国民がやっていけると思う人事をして行かなくてはいけない。一致団結して、勇気を持って改革を進めていくことのできる体制を作っていく」
  • 朝日:「内閣基本路線について国民の理解は得られているという根拠はどこにあるのか」→「景気を回復させるという基本的経済政策についてはご理解を戴いていると感じだ。さらに景気回復の実感は地域産業によっては全くないという改革にあたって影になる部分に光を当てる。」
  • 朝日:「続投の決断、更にやっていくポイントはどこか。」→「就任で約束した点、教育の再生、公務員制度改革天下りを根絶していく)、経済成長底上げ、最低賃金含め」
  • 朝日:「選挙期間中に安倍か小沢かを問う選挙だといった。何故安倍でなくては改革ができないとするのか。」→「困難な道であるということは覚悟している。改革をしなくては日本はやっていけないことは確か。改革のスケジュールを押さえているし、これまで約束してきた。これからもしっかり進めていく」
  • 日経:「人事、8月中にもやるのか、あるいは9月なのか。臨時国会はいつか。どんな法案を仕上げるのか。」→「人事は役員の任期とは関係なくやりたい。既に決まっているスケジュールとのかねあいを考える。その先の臨時国会はテロ特措法については一番重要かと思う。最低賃金のための法案、残業手当の割増率を上げる等についてこれから絞り込む。」
  • 読売:「自民党自体だけでなく、戦術、戦略を含めて改革をするという点、総括をどうしていくのか」→「総括をするにあたって結果を良く分析する必要がある。票の分布についてもよく見ていかなければならない。自由民主党変われ、もっと改革しろというのが国民の声だと思う。選挙において自民党はちゃんとここまでやったという報告を。どういう改革が必要かというと自民党には長い歴史があるが、古い体質も古い制度も残っている訳で、総点検をしていく必要があると思う。」
  • 西日本:「改革案の達成を果たすのが使命としているが、自民党総裁選挙では約束したかも知れないが、国民に問うという点では今回が初めてじゃないのか。」→「私の約束を実行していく責任があると思っている。厳しい結果だったけれど、それを重く受け止めなくてはならない。民主党とともに、責任を持っているという認識の元で、良く民主党とも話し合って、耳を傾けて行かなくてはならないと思う。」
  • (質問社不明)「政治資金規正法、使途の領収書を全てにする等考えるのか。」→「更に透明性を高めるべく検討するようにと指示した」
  • 毎日:「今回の結果で憲法改正についてどう捉えられていると思うか」→「ほとんど今回は憲法について議論されるということはなかった。深い議論広い議論が必要だと思っている。まず年金を説明するというところが大切だった。憲法議論はこれから更に議論して行かなくてはならないと思う。三年の時間があるので、議論を深めたい。」
  • 時事:「衆参勢力逆転で国民には分かりにくくなってきた。解散を求める声がある。」→「今回の結果は重く受け止めている。使命を果たす。衆議院人気はまだ2年ある。しかるべき時に衆院選挙を行って政権を問う必要がある。」
  • 読売:「参院選挙のあとに政権を維持しようと思ったのはいつの時点なのか。」→「全国を遊説していく中でどういう結果が出るか、その時どうするかを考えてきた。概ね結果が予想される中で厳しいだろうと読んだが、ここで逃げてはならないと決断した。」