ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

初めての経路

 新宿、都庁の横から三宅坂国立演芸場に行って来月の鹿芝居の切符を購入に及ぶのだけれども、どうやっていこうかと考え込む。ずっと昔で止まってしまっている私の地下鉄知識で考えると新宿東口まで歩いていって丸の内線に乗り、赤坂見附で降りてよいしょよいしょと坂を上り越えて向こうに降りたのかもしれない。しかし、今は違う。都庁前から大江戸線に乗る。青山一丁目で降りる。昔の知識だったら「お、そこからじゃ銀座線じゃねぇの」と思うのだけれども、今では半蔵門線なのだった。しかも同じ切符でそのまま乗り換えられる。都営線の切符だけで来た人はここで東京メトロの切符を買い換える。しかし、このシステムはいろいろなところであるのだけれど、外国人や東京の外から来た人にはなかなか分かりにくい。東京を走る電車は都営だろうとJRだろうと東京メトロだろうとつくばエキスプレスだろうと民営だろうとみんな切符はそのまま行き先まで買えるようにして欲しいもんだ。切符売り場の表示は一枚でどこから乗ってどこに降りるにしてもそのまま一気通貫で買え、降りられるようにして欲しいということだ。観光客を呼び込もうとするのであれば、こんな複雑な公共交通機関の棲み分けは必ず敬遠される。すると、どうなるか。道路が渋滞することになるんだろうと思う。
 永田町で降りて演芸場に行ってみるとやっぱりこっちは閉まっていて、国立劇場の方の切符売り場にまわる。今日は三人も窓口の方がおられてすぐに切符を入手。楽しみなことである。
 プリンターを見に有楽町線で有楽町に出る。あんまり安くなっていないし、持って帰るのも面倒だったので(頼んで送ってもらえばいいのだけれど)、止めて昼飯を捜す。結局松坂屋の地下のいつも天丼を食べる天一の横の「乾山」というトンカツ屋さんのダイニング・インでヒレカツ丼を戴く。もうそれこそ本当に最後は何年前のことだろうかと思うくらいに久しぶりのカツ丼である。そしてこれがまた、旨い!のである。私一人しかいなかったのだけれど、おもわず「こんな旨いカツ丼は一体これまでにどこでいつ食べたというのだろう」と感じ入ってしまったくらいなのである。ここは椅子が5つあるだけ。朝一番に思った「蟹が食いたい」は一体どこへ行ったというのだろうか。