ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

イージス艦 その後

 ますます「あたご」はハナから漁船を避けるつもりはなかったと確信するに至る。しかるにこの点は誰も触れないけれど、多分「清徳丸」も何らかの理由によって「あたご」を回避する行動に出なかったということである。いくら法の上で優先権があったとしても、いつまでもその法を無視して悠然と一切ぶれることなく直進を続ける(漁船から見たら)遥かに大きな船が迫ってきたら誰でもどうにかしようと思うだろう。しかし、どうも「清徳丸」の方の進路も全くぶれていない。他の船が回避しているにもかかわらず、である。ここになにか重大なポイントがある様な気がする。
 海上交通安全法からいえば、右前方から迫ってくる漁船を回避しようとしなかった「あたご」に圧倒的なミスが存在している。だから決して誰も云わないけれど「あたご」は全く舵を切ったり、フルアスターンをかけたり、警笛を鳴らす気もなかった。なぜなら漁船が「あたご」を回避していくであろうと全員が了解していたからだ。しかし、これを実際に明らかにしてしまうと今後海上で遭遇した船同志がどうしたらよいか分からなくなってしまうのでこれは飽くまでも明らかにされることはないだろう。
 これから先、「あたご」は法の上で全く間違って回避をしなかったから大臣、次官、海幕が処分され、それで終わるだろう。しかるに本当のところは伝えられることはないだろう。
 ・・・・・なんてね。

追加:

NHK総合テレビ19時のニュースが「乗り組の一人が海上保安庁の事情聴取で相手が避けてくれると思ったと発言していることが分かった」と報じている。