ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ちょっと行ってみた

 東京都の中央図書館に行った。どうせ行くなら六本木ヒルズから下りていってみようと思った。なぜなら、その途中に中国大使館があるからである。今日は歩くには最高の陽気だ。歩き始めてみると桜田神社があった。ヘェ、こんなところにこんな神社があるんだぁ〜と思ったら隣のビルは本当は浄土宗のお寺らしい。トコトコ歩いていくと左側にお巡りさんが立っている。何だろうと思ったらそこが中国の大使館らしい。ほぼ10m置きぐらいにお巡りさんが立っている。ここがそうに違いない。でも、知らんぷりをして、そのお巡りさんに聴く。「ここは何なんですか、随分物々しいですけれど?」と聞くと若いお巡りさんは「中国大使館です」という。それで終わるのかと思ったらあっちが「近所の方じゃないんですか?」と聞くのである。なんで?近所の奴じゃないとこの辺歩いちゃいかんのか。そういう奴は怪しいとでも云うのか。いやいや、決してそんなことを口に出せるほど勇気はないのだ。その反対側に何を云いたいのかよく分からないけれど、中国で問題になった宗教の名前を書いた大きな幕を掲げている女性が三人いた。私が何でここを歩いてみようと思ったかというと、例のチベット問題で誰かプロテストをしている団体でもいないものかと思ったからだ。全く誰もいなかった。「チベット弾圧を止めろぉ〜!」心の中で叫ぶのみだった。
 中央図書館には前も行ったことがあるのだけれど、いつも広尾から有栖川宮公園を上がって入ったので、つい手前にあった入口を入ったら、そこは職員専用入口だった。
 パソコンで朝日新聞と読売新聞の検索をし、その次は産経新聞の3年前の「正論」をマイクロフィルムで捜す。レッサーパンダ帽殺人事件に関して帝塚山大の小田晋が書いたコメントを読みたかった。
 広尾に出ると例のNationalスーパーがある。ここはもう本当に日本じゃない。みんな外人だ。日本人も外人だ。腹が減ったけれど、私にふさわしいランチどころがない。銀座に向かう。銀座は工事中だらけだ。数寄屋橋の旧富士銀行がなくなっている。ビックカメラでラジオ用のイヤフォンを買う。無印のリュックサックが使い易そうだ。重いものを入れても上が紐縛りになっているので、チャックの場合に自然に開いてしまうことがなさそうだ。もうちょっと考えてみよう。ブルゾンを捜すがどこにも気に入った物がない。伊東屋に入ってMiquelriusのスペアーを買う。中2階まで降りてくると、ペリカーノstyleなんて物があった。試し書きしてみると、これが結構書きやすい。それでも3000円する。どうしようかと考えているところに大学のある先生が偶然前を横切る。思わず声をおかけして、二人で9階に上がってお茶をする。先生の時間がきたらしいところでお別れして元に戻り、あの子ども用万年筆を結局買ってしまう。
 東芝ビルの一階にある旭屋に入ろうとすると扉に何やらビラが貼ってある。「4月25日で閉店とさせて頂きます」と書いてある。えっ!大型書店が撤退かな?それとも東芝がこのビルを東急不動産に売却したんだというニュースが一度流れているから、やっぱりここも建て直すのだろうか。そうして銀座はどこもかしこも外国のブランドの店ばかりになってしまうのだろうか。あぁいうのばかりが並ぶと嘘っぽいからいやだなぁ。

旭屋書店、2店退店へ
 東京の銀座店(140坪)を4月末、水道橋店(150坪)を6月末までに閉店することが決まった。売上げ不振が原因。銀座店は東芝から東急不動産にビル所有者が変わり、2年後に建替えの予定。旭屋書店は、2月末にも京都の近鉄桃山店(160坪)を閉店している。【3月7日更新】《新文化

 旭屋銀座店が絶好調だったのはやっぱりバブルの頃のことだろうか。当時は午後7時頃ともなると足の踏み場がないくらいに人が入っていた。もちろん待ち合わせに入ってくる人がかなりの割合だっただろうけれど、そんな人たちだって買わないわけはなかった。お勘定場には人の列ができていたし、店員さんは修羅場の様に殺気立っていたものだ。あちらに拡げたり、裏の扉まで潰して棚にしていたというのに今や店内は悠々と歩くことができるくらいにしか人が入っていない。じゃ、教文館はどうなのかといったらあそこは昔からそんなに人は入っていなかった。しかし、一階のあの小さなスペースの雑誌売り場は素晴らしいアイディアでもある。そして有楽町の交通会館の一階と二階に入った三省堂八重洲ブックセンター日本橋丸善オアゾ丸善に比べたら勝てないけれど、そこそこのカバーはしているから旭屋に入るんだったらあっちに行ってしまった、ということではないか。もうひとつはより専門性を求める人は新宿、池袋のジュンク堂に足を伸ばすだろう。そしていわゆるサラリーマンの分布が変わったことも影響しているのではないだろうか。これは都内各地の再開発状況と繋がりが見られそうである。東急不動産はどんなビルにするのだろうか。ノーモア・ブランド店!
 泰明小学校の前の路地を入ったら以前に空き地だったところにいくつかの小さなビルが建ち、ビア・バーみたいな物ができていたのはよいのだけれど、その隣あたりになんだか怪しげな、風俗っぽい、singles' barみたいなことが書いてある。そもそもシングルズ・バーなんて自然発生した結果として存在するのであって、店から「シングルの人のバーですぜ」なんていわれること自体がもう既にして不自然であるわけだ。店の宣伝文句によると「入口で名刺を渡し、会員登録。同様に来店した女性客にスタッフが声をかけてくれるので、双方が了解すれば同席」と書いてある。何だ、やっぱり風俗っぽいじゃないの。そんなところにやってくる男はいても、女性はいないだろうに。そうすると女は仕込みってぇことになるんじゃないの。多分あの辺は風俗的営業が許可にならないところだろうけれど、こうしたことをうたえばどうにでもなるというわけなんだろうか。検索してみると、見るからにヤラセで書かれているエントリーをいくらでも見付けることができる。胡散臭いことこの上ない。とうとう、あの辺りも世代交代の波が押し寄せているのかも知れないなぁ。次はひょっとするとLepin辺りが危ないかも知れないねぇ、今のうちにもう一度入っておこうか。14,813歩