ほぼ足りてまだ欲 その先

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クローズアップ現代

 新銀行東京を取り上げ、ゲストは立教大の山口善行で、都庁から生中継で慎太郎が出演。慎太郎は今でもあの都議会のスタンスと全く変わらない説明に終始。
 この番組ではマスタープランの甘さもやはり取り上げるが、現社長の津島元港湾局長はこのマスタープラン作成の中心人物の一人だというのだから、彼もまたある意味では責任を取らなければならない側にいるのではないだろうか。マスタープランがどうであっても、経営側が現実を見据えて舵を切らなくてはならないのだというのが慎太郎のスタンスで、これは責任のおっかぶせ以外の何ものでもない。あの議会の時も思ったが、この400億円を投入しなかったら「大変なことになる」としきりに慎太郎は抽象的に表現するが、どんな「大変なこと」になるのかという説明はこれまで聴いたことがない。内部調査報告書の全てが公開されないことについては相変わらず訴訟を前提にしているから手の内を見せるわけには行かないと云うが、ではあれからその訴訟の準備は一体どこまで来ているのかを説明して欲しい。
 都が音頭を取ってガイドラインを設定してきたものを監視するのは都の責任であるにもかかわらず、24億円の焦げ付きが判明した時にも目をつぶってしまった過去があるのだから、第三者機関が監視をしなくてはならないのではないかという国谷が指摘した時の慎太郎の反応は「あなたの云う第三者機関とは一体なんだ」というものであたかも俺はそんなことは思わないといっているかの如しだ。慎太郎は議会は第三者の代表だと言い放ったのである。
 盗っ人猛々しいとはこのことで、手の内は見せられないが金は出させるというのでは、やらずぶったくりである。だったら私財をなげうって400億円工面して見せろと云いたい。私たちはこんな男を後生大事にしているのである。
 慶應義塾大学・経済学部・金融論の土居丈朗「官は民に任せたのだと云い、民は官がいるから大丈夫とそれぞれが無責任に過ぎたと云うこと。」