ピーター・バラカンといえば、水曜日の夜中TBSテレビの「CBSドキュメント」、そして土曜日朝のNHK-FMの「ウィークエンド・サンシャイン」である。もうひとつNHK総合テレビの日曜日の25:40〜26:10の30分間番組で「Begin Japanology」というものがある。NHK World TVでは（私はどうやったら見られるのか全く知らないけれど）金曜日の朝の放送だそうで何度も再放送があるそうだ。この番組は彼がどんどん日本の伝統のみならず現在の事情を項目別に切々と英語で説明し、画面で見せるというもので、これは日本という国と文化を理解するにはもう全くぴったりの番組である。もうNHKの面目躍如と云う奴で、そこにアメリカ英語ではない、ピーター・バラカンの英語の解説がアメリカ一辺倒ではないんだぞ、そろそろ占領軍文化から明らかに日本の文化は離れつつあるんだぞと（そんなに大袈裟な話ではないかも知れないけれど）思わせる番組だ。
なにしろ中で語られている内容が私たち日本人にとっては良く知っている中身であるから、多少の聞いたことのない単語が出てきてもどうにか理解することができるので新しい単語を覚えることもできるし、英語の練習にもなろうというものである。彼を起用したNHKのプロデューサーはあたりだと云って良い。
5月25日（日）のお題は「弓道」である。
