どうやら先週末に、横須賀で海上自衛隊所属の南極観測支援艦「しらせ」の最後の一般公開があったのだそうだ。知らなかった。知っていたら必ず確実に見に行っただろう、スケジュール的には相当無理だったけれど。この船が引退した後、第2「しらせ」が就航する間の今度の南極観測はオーストラリアの「オーロラ・オーストラリス 」をチャーターするのだそうだけれど、この船はかつて「しらせ」が救援したことがある、あの船だという。何やら因縁めいているけれど、面白い話だ。その辺のことを知る人たちが書いている。「しらせ」は海上自衛隊の船だから予算に基づいて運営されていて、予定以外の行動をとるためには予算的措置が必要だ。だから、実をいうと艦長単独で、救援に行くかどうするかを決めることができないという面があるらしい。だから本当かどうかは知らないが、あの時も東京に救援行動に出て良いかどうかの許可を求めたという。乗組員に対しても南極圏に船が突入すると特別手当が出るらしい。あの海域で他船の救援に出て、予定以上の機関を南極圏にとどまることになると予算以上の特別手当てが必要になるからだ。なるほど、やっぱり公務員なんだと知れる。
