ほぼ足りてまだ欲 その先

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儲かる奴が儲からないと

 エネルギーを使うという形で最も普遍的なのは電気で、この国の場合だとその次はガス燃料かも知れないな。発電するのには様々なエネルギーを消費するけれど、化石燃料を消費するものと、原子力によるものがおおよそを占めている。
 この他に化石燃料でも、原子力でもないエネルギー源を使って発電する方法はいくつも考え出されている。大がかりにやろうとするとこれまで先行している発電方法が効率的ということになるのだろうけれど、それは実は電力企業によって一番儲かりやすい、ということなのではないだろうか。
 というよりはこれまで利用されていないエネルギー源を用いるとそれぞれの規模が小さくてそれを集めてうまい具合に送電して使うには使いにくいということになるのだろうか。それでもこの国は送電網が大変に発達しているようだから、電力も地産地消でなくても良いのではないのだろうか。
 たとえば地熱発電風力発電、あるいは波動発電なんてものでは規模が小さすぎて投資効果が出ないということなのだろうか。
 とはいえ、何もこんなものは投資効果なんてものが発揮されなくても良いから安定的に電力が供給できて、しかも自然保全という観点で意味があればよいのではないのか。それを上場されている企業に独占的にゆだねているから問題解決が前向きに進まないのではないのだろうか。
 間違っているのかも知れないけれど、この辺がどうしても理解できないでいる。二酸化炭素を出さないかも知れないけれど、いざというときにはとんでもないことが起きる可能性を絶対的に否定することができないシステムに頼るのは大いに疑問だから、こんなことを考える。
 こんなことからエネルギーを持つ国、あるいは地域を巡って様々な思惑が錯綜しているのは否定ができないし、これから先はどんどんその可能性が高まっていく。最後には結局その既得権を巡る論争からいがみ合い、殺し合うところにまでいってしまうんだけれど、人間というのは本当に妬みと羨望の対象をわがものにしようとする傲慢な存在だということは変わらない。私もその一員だけれども人間の辞書には学習能力というものは存在しないらしい。