ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

昨日本屋に用があって

 銀座の4丁目あたりに教文館という本屋がある。新刊ものはあるし、銀座関連もの、日本芸能ものには結構強い。ちょっと前なら東芝ビルにあった旭屋がこの辺は機能していた部分だろう。本当は上にあるキリスト教関連の本屋さんなんだからか、2階はそんなにスペースが大きい訳じゃないから新書や文庫の品揃えは中途半端にならざるを得ない。コンピューターがらみの書棚はどうやらなくなった。そういえば、何もここで探す必要もないもの。で、ここの一階はとても狭い雑誌売り場。ここの悩ましいところは一階で雑誌売り場だから入りやすいのはよいのだけれど、だから時間つぶしに立ち読みに入ってくる人の数が多いことだろうか。それでなくても通路は狭いのに、ほとんど女性の立ち読み客は全然動いてくれない。「しつれい!」の連発だ。ところがここの雑誌売り場はバックナンバーを確保している。週刊金曜日ですらバックナンバーがある。もちろんずっと前のから押さえてあるわけではなくて、月刊誌は三号前まで置いてあるという建前になっているらしい。
 これまで手にしたことのない「ソトコト」という雑誌が今年の7月号で珍しくアイスランドの特集をしているというのをこの雑誌の編集者のブログで読んだので電話をしてみたら、在庫があるというので、銀座へ出た。
 昨年から関心があってチャンスがあったらアイスランドについての資料を入手しようとしているがこういうチャンスはなかなかない。それでも水力と地熱による発電でほとんどをまかなっている、人口たかだか29万人の国はちょっと興味深い。国旗がなんだか北欧の一国のような紺地に赤の十字である。それもそのはずでノルウェーというかバイキングの影響を色濃く残した国である。
 山野楽器の3階、ジャズボーカルの棚に「スタンダード・ジャズ・カラオケ」という3枚組がある。前田憲男編曲、演奏も前田憲男である。青盤がメロ入り。赤盤がメロなし。前からあるのだけれど、とりあえず一枚、その3を入手した。22曲も入っている。Amazonでは見つからない。(追記:残念ながらどうやってデジタル化したのか知らないが、曲の間は思いっきり詰めてあり、音もフラクチュエイトして制作側のいい加減さが前田憲男の編曲をおとしめていて不愉快なできあがりだ。)
 二つこなして銀行へ京橋に向かって一生懸命歩いていくと横から自転車が現れる。京橋の旦那だった。夏の着物を洗い張りに出すんだそうだ。粋なお話である。
 オフィス・デポに寄って方眼のレポート用紙を買い、するする書けるボールペンを入手して日本橋の方を見やるとすぐそこに丸善が見えているような気がするから、歩く。
 丸善ではめぼしいものを見ることがなく、結局したに降りて方眼のA5ルーズリーフを入手。これならペンを挟んでゴムで止めることができそうだ。地下で鞄を売っている。今の木綿の肩掛けバッグもそろそろ縁がぼろぼろになってきた。ちょっと人に見られたら惨めかも知れない。それはちょっと避けたい事態成り。